お尋ね者４-マルコ隊長は困ってる【ONE PIECE】

変わったコト２ ページ18

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昔なら、俺が撫でると満足したように俺の顔を見上げていた筈のAが
何故か無反応なのに少し…いや、かなり不安になっていた

いくらAも子供じゃねェ…




マルコ「……やっぱりこの歳で撫でられるのは嫌かィ？」




俺がそう聞くと、Aは違うと否定したと思えば、俺に抱きついてきた。

コイツは昔から言葉で示すより、行動で示すタイプだった。
きっとそうではなく、嬉しかった事を俺に伝えたかったんだろう。

案の定、Aは「その逆で…嬉しかったんだ」なんて言って、
俺を抱きしめる力を強めた。



その瞬間

俺は子供と女の違いを理解していなかった事を身を以て痛感した。



コイツが子供の頃から、ハグなんてよくやってた。
だから別に特別な気持ちなんてものは無くて、今もそうなんだ。


それは、よく分かってる。



頭ではちゃんと理解してんだ。




だが、女のAがそういう事をすると意味が変わってくるわけで




……端的に言うと











胸がめっっちゃ当たってる




普段、男物の少しダボっとしたワノ国の服を着ていたからか全く気付かなかったが…

え？コイツこんなデカい爆弾ひっさげてたのか？？
見えない所もスゴイ成長とげたな

兄もビックリな爆にゅ………



いや、何考えてんだ俺

妹だぞ、妹。


……Aが知ったら、きっと幻滅するだろうな

(※同時刻Aも全く同じ事を考えてました)



冷静になろうと意識を別に向けようとしたが、俺の目に入ったのは

Aの背後にある、ベッド




貴方「……マルコ？」




上目遣いで見上げるA
俺の名を呼ぶ唇の動きがやけに色っぽく見え……


あーーーダメだ…


もう俺の脳みそがそういう事しか考えられなくなってる。
きっとこれは酒が入ってる所為だ、絶対そうだ。


このままコイツといたら、色々とやばい




マルコ「………分かった、お前はもう寝ろ。」

貴方「……っえ、」




本当は、Aを部屋に案内した後、残していた仕事を片付けようかと考えてたが

今はそんな気にはなれなかった。



少し…冷たくし過ぎたかねィ…



いや、これぐらいが丁度いい筈だ。

嫁入り前の娘に近過ぎるのは絶対によくない。
というか、俺が他の隊長に殺されるし、最悪の場合オヤジがキレる……ムリコワイ。



もう一度、飲み直すとするかィ……



俺は普段より長く感じる廊下をフラフラと歩きながら、宴中の甲板へ向かった




Aがどんな思いで俺を見ていたかも知らずに…

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