お尋ね者３-白ひげ海賊団への帰還【ONE PIECE】

【過去編】未来の右腕２ ページ32

。


荒れ狂う海が容赦なくAを襲う

幸い島が近いからか、沖ほど海流は強くない。


だが、海流というものは海面と海底では全く別の動きをする。





貴方「待ってろ…マルコッ！！」





Aは深く息を吸い込み、海底深くへ潜る。


案の定、海面と比べて海底は流れが速くあっという間に、モビー・ディック号から遠ざかった。




このまま沖に流されれば、

間違いなくAは死ぬだろう。





だが、今のAには

“マルコを助ける”

その事しか頭になかった。




貴方「…ボゴゴ…(いた)！！」




海底に沈んだマルコを見つけた。

浮上するため彼の腕を引っ張っても
ピクリとも動かない




貴方「…プハッ…おいマルコッ！」




息をしていない…水を飲んだのか。


一刻も争う事態だが、水中では処置ができない…









数km先には戦闘中の白ひげ海賊団









逆の海流の更に先にある島









記憶にある情報の中から

マルコの生存できる手段を算出する









だが出た答えは



















生存不可能






貴方「………嫌だ…」









……マルコ…

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