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【過去編】まるで親子 ページ29




トンットンットン


規則正しいまな板の音が厨房に響く。




船員「あれAだけか?サッチさんは?」

貴方「…マルコの部屋の前でのびてる。」

船員「あーね(察し)、後は俺がやっとく、いつもありがとな!」


マルコ「おい何でAがまた厨房に居るんだ…この前言ったはずだろィ?」





前に他の隊の仕事を請け負うなと注意したはずのAが
4番隊担当の厨房で作業している姿を見て、マルコは呆れた顔をしている




貴方「だって、サッチいないと朝食食べれないデショ。」

マルコ「あー、そう言えばそうだったねィ…」



マルコは気まずそうな顔をしてそっぽを向いた



貴方「はい、コーヒー。」

マルコ「ん、ありがとよぃ。」




支度を終えたAは、いつものようにマルコの隣に座る。

仕事中は紅茶、朝はコーヒー
このこだわりを知る人間もそう多くない。




貴方「…ドレスローザ王国が財政難だって」

マルコ「あの国は他国に売れる特産物があまりない貧しい国だからねィ…」




マルコの膝にAが座り、一緒に新聞を読む光景は
彼女が来てから日課になていた




ビスタ「ッフフ、まるで親子のようだな。」

ハルタ「前は険悪なムードダダ漏れだったのにね〜」


貴方「おはようビスタ兄さん。ハルタ兄さん。」


マルコ「はァ…お前らまでからかうな。」

ビスタ「サッチが廊下でのびてたのはそういう事だったのか。」


ハルタ「そうだ!マルコ、オヤジがさっき呼んでたよ!」

マルコ「あァ、もうすぐ島に着くからねィ。多分その事だろう。」




残っていたコーヒーを飲み干し、

マルコは食堂を後にした。



ーーー



貴方「うーん。」

ハルタ「どうしたA、お腹でも痛いの?」

貴方「うん…ちょっとトイレ行ってくる。」

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仮面タロウ(プロフ) - カメ系腐女子さん» ありがとうございます!こちらも早く更新復活できるよう準備しております(^○^) (2019年6月7日 6時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
カメ系腐女子 - お尋ね者シリーズ大好きです!!前作、前々作等読ませてもらってます!!更新楽しみに待ってます! (2019年6月5日 8時) (レス) id: fed8378344 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - ベリーグッドマンさん» そう言って頂けて感激です!続編作れるよう頑張りますね!! (2019年6月3日 10時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
ベリーグッドマン - とっても面白くってここまで一気読みしてしまいました!ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙私の楽しみがー(泣)残しておけばよかったwお身体に気を付けてくださいね!続編いつまでもお待ちしてます! (2019年6月2日 22時) (レス) id: d78596acdf (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - 桃太郎さん» ☆の評価ありがとうございます!頑張ります(^o^) (2019年4月28日 17時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:仮面タロウ | 作成日時:2019年4月7日 1時

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