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【過去編】デレマルコ ページ27





俺は、今までAに対し行った行動に

ひどく後悔した。




マルコ「A、俺はお前に感情が無いなんて言ってしまったが…それは違う。

間違っていたのは俺だ。…悪かったA。」



俺はAに頭を下げた



貴方「…感情の無い人形と言われたのは…嫌だった。」

マルコ「……A…。」

貴方「でも、今までのマルコ隊長の行動に安心していた。」

マルコ「安心…?」




なぜ“安心”という

今までの俺の行動と不釣り合いな言葉が出てきたのか疑問だった。




貴方「いくらオヤジが認めたとは言え、私の事を警戒心0で迎え入れられたら、不安になる。

だから1人でも警戒を解かず私を監視してくれてよく分かった。

この船には、ちゃんとお目付役が居るから“安心”して背中を任せられるって。」





マルコ「…お前、本当にガキかよィ。」

貴方「わっ、」





たまらず俺はAを抱きしめた。





貴方「隊長…?」

マルコ「“マルコ”でいい、少しじっとしてろィ。」



こんな小さい身体で
親子ほどの年の差がある俺を含めた連中と
肩を並べて仕事をしてきたのか…



貴方「…マルコ。」

マルコ「ん?」


貴方「オヤジにもされたが、抱きしめられると安心するんだな。」


マルコ「…だったらいつでもしてやるよぃ。だから頼れ。」

貴方「…ん、マルコもね。」





抱きしめる腕に力が入る。





貴方「…しゃべり過ぎたな。アゴが痛い。」

マルコ「ククッ…それはお前が普段から喋らなすぎなんだよィ。」


貴方「…そうか。」



ーーーバタンッーーー



ノックも無しに俺の部屋の扉が開いた。

…嫌な予感しかしねェ



サッチ「マルコ〜仕事はk……。」


マルコ「おいサッチこれはt
「ギャァ!マルコがA襲ってるーッ!」

ちげぇよい!!!」




サッチのわざとらしい大声に
部屋の近い隊長たちが何事かと俺の部屋に集まってきた。




ハルタ「……何してんのマルコ(真顔)」

ジョズ「襲うってそっちの意味……マルコ…見損なったぞ。」


マルコ「だからちげぇっつってんだろィ!」


貴方「…え、何なのこの騒ぎ。」



「「「お前が元凶だよ!!」」」



イゾウ「へぇ、見ないうちにずいぶんと仲良くなったじゃないかい?」

マルコ「…ッ!!うるせぇよぃ!お前らさっさと散れェェッ!」

【過去編】+2年→←【過去編】ツンデレ マルコ



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仮面タロウ(プロフ) - カメ系腐女子さん» ありがとうございます!こちらも早く更新復活できるよう準備しております(^○^) (2019年6月7日 6時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
カメ系腐女子 - お尋ね者シリーズ大好きです!!前作、前々作等読ませてもらってます!!更新楽しみに待ってます! (2019年6月5日 8時) (レス) id: fed8378344 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - ベリーグッドマンさん» そう言って頂けて感激です!続編作れるよう頑張りますね!! (2019年6月3日 10時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
ベリーグッドマン - とっても面白くってここまで一気読みしてしまいました!ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙私の楽しみがー(泣)残しておけばよかったwお身体に気を付けてくださいね!続編いつまでもお待ちしてます! (2019年6月2日 22時) (レス) id: d78596acdf (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - 桃太郎さん» ☆の評価ありがとうございます!頑張ります(^o^) (2019年4月28日 17時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:仮面タロウ | 作成日時:2019年4月7日 1時

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