【過去編】歓迎されない会3 ページ19
。
《マルコsaid》
マルコ「…おいガキ。」
貴方「なn((ッガン」
俺はAを見習い用の部屋へ案内するなり、
胸ぐらを掴み壁へ押し付けた。
貴方「…ッ密室でいきなり胸ぐら掴むのはどうかと思う。」
何故ここまでされても表情を崩さない?
マルコ「殴らなかっただけマシだ。」
貴方「そんな私に右腕の地位取られたくないの。」
…何も分かってねェなこのガキ
マルコ「…あの時俺は、お前に“家族”を殺されるかと思った。」
貴方「オヤジが悲しむような事はしない。」
このガキが、クルー達の攻撃に気付き対応した、その一連の流れに一切の感情も感じなかった。
コイツにとって人を殺すのは、虫を手ではらうのと同じなんじゃないか?
そう感じるくらいに、
このガキは静かな殺気を放った。
俺はその“静”がたまらなく怖かったんだ。
マルコ「人間は行動する時には感情が伴う。お前にはそれが見れない。」
貴方「……。」
マルコ「お前、感情ある?」
貴方「……感情?」
コイツの師匠との身の上話をしている時でさえ眉1つ動かさなかった。
あまりの感情の無さにその師匠の存在でさえ疑ってしまうほどに…
これは俺だけじゃなく、あの場にいた他の隊長全員が感じていた。
マルコ「喜・怒・哀・楽、お前はそれがまるで見えねぇんだよィ。」
貴方「…元々感情が薄い人間だから仕方ないだろう。」
俺は人一倍、他人の表情を気にする質だ。
家族を大切にする白ひげ海賊団の性分につけ込んで、仲間やオヤジの首を狙ったり、悪さをする輩がごまんといた。
そういう人間を見極めるために培った俺なりの“すべ”といった所か。
そんな俺だからこそ、感情の見えないこのガキがたまらく恐ろしいんだ。
マルコ「その無表情な顔をどうにかしろィ。感情の無い人形相手にしてるようで虫唾が走る。」
そう言い残しA顔を見ることなく
俺は部屋を後にした。
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仮面タロウ(プロフ) - カメ系腐女子さん» ありがとうございます!こちらも早く更新復活できるよう準備しております(^○^) (2019年6月7日 6時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
カメ系腐女子 - お尋ね者シリーズ大好きです!!前作、前々作等読ませてもらってます!!更新楽しみに待ってます! (2019年6月5日 8時) (レス) id: fed8378344 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - ベリーグッドマンさん» そう言って頂けて感激です!続編作れるよう頑張りますね!! (2019年6月3日 10時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
ベリーグッドマン - とっても面白くってここまで一気読みしてしまいました!ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙私の楽しみがー(泣)残しておけばよかったwお身体に気を付けてくださいね!続編いつまでもお待ちしてます! (2019年6月2日 22時) (レス) id: d78596acdf (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - 桃太郎さん» ☆の評価ありがとうございます!頑張ります(^o^) (2019年4月28日 17時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:仮面タロウ | 作成日時:2019年4月7日 1時