お尋ね者１-海軍本部へ強制連行される【ONE PIECE】

ヘビースモーカー２ ページ17

。


俺は無意識に左の首筋をさすった



青雉「…針で刺されたのはそこか。…Aちゃん針師なんだってさァ。」

スモ「針師？あの女がか？？笑わせる。」




あの動きは、針師なんて甘いもんじゃない。
いくつかの死線をくぐり抜けなきゃできない動きだった…それに…




スモ「あんな殺気のない静かな攻撃…俺ァ初めて見た。」




クザンがそれに興味を持つ




青雉「静か…冷静ってことか？」

スモ「いや、そういう意味じゃねぇよ。むしろトチ狂ってたぞあの女。」

青雉「え？俺が来た時は、倒れていたお前を見下ろしてただけだったけど…部屋も荒れた様子は無かったし、何よりお前が無傷じゃねーか。」

スモ「アンタまさか、あの女の手のひら見てねぇのか！？」

青雉「…は？」

スモ「あの女は、俺が素顔を見た事が分かった瞬間、自分の持ってた短刀で自分の手のひらを何度も刺しだしたんだ。
まるで痛みなんて感じて無いかのように…！！」

青雉「…ッな！？」

スモ「それを止めようとした俺をかわしたと思えば、一瞬で背後を取られ、…俺はそのまま気を失っちまった。」



俺の話を聞き終えたクザンは、救急箱を手に足早に医務室を後にした。

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