お尋ね者１-海軍本部へ強制連行される【ONE PIECE】

キジ部屋は少し臭う３ ページ15

。


青雉はテーブルに並べられている
マチ針ほどの大きさの針から

人の指ほどある大きさの針など大小様々なAの針１つを手に取り
興味有りげにそれを眺める。




青雉「誰に教わったの？」




青雉は、どんな“環境下”でこのような専門的な知識や技を得ることが出来たのか
という意味を込めてAに質問した。




貴方「母が針師だった。本来の治療を専門とする一般的な針師だがな。
それを私が生きていくために改良しただけ。
記憶力が人より良い私だからこそ、何千もの気孔の場所と効果を覚え、応用することが出来た。

…ただそれだけだ。」




そういうと、Aの肩の上に
蛇のキングが這い上がり、顔を覗く。




王〈シュルル…〉

貴方「…そうだな。」




そんなAとキングのやりとりを見ていた青雉は、安心したような優しい目になる。




青雉「…よし、分かった。もう帰っていいぞォ。」




まだ追求されると思っていたAは
きょとんっとしている。




貴方「え、いいの。」

青雉「今回はスモーカー側にも過失があるからな。」




あの変態は罰してもいいレベルだろ

と口から出かかったAだが色々と面倒くなりそうなので、その言葉は心にとどめておいた。




ーーー

先ほどのキングとAとの会話



王〈この部屋、葉巻やら煎餅やらオカキの臭いが混じってて気持ち悪い…酔いそう。〉

貴方「…そうだな。(同じく)」




そうとは知らず、その光景を
暖かい目で見守っていたクザンさん←

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