ピエロの正体を誰も知らない７【トラファルガー・ロー】

デス・ゲーム ページ12

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地下通路を移動中
突然、城全体が大きく揺れた



ロー「ッこの揺れは…ピーカか！！」

貴方「あぁ！王宮を地盤こと変形させる気らしい…！！」




このまま、この場所にいては最悪岩に潰されてしまう。

咄嗟にローは、能力で外へと移動した。




ルフィ「あれ！？お前らも落とされたのか！？」




移動した先に居たのは、ルフィとゾロ、そしてヴィオラ、キュロス、リク王だった。

どうやらルフィ達は、ピーカの能力によって王宮から落とされてしまったらしい。




ピエロの仮面を付け直したAは、不意に頭上にある王宮を見上げた。




リク「何だ…あれは…」




王宮から伸びた無数の糸がはるか上空で、花開くように四方八方へと伸びている。




貴方「……“鳥カゴ”だ。」

キュ「何だそれは！？」

ヴィ「私もドフラミンゴのそんな技知らないわ…！」

ロー「この国の真実が漏れる前に、ヤツは今この島にいる奴らを皆殺しにするつもりだ。」


「「「っな！！？」」」




島全体をドーム状に取り囲んだその形は、

まさに“鳥カゴ”

国中が混乱する中、街中に張り巡らせた拡声器から、全ての黒幕、ドフラミンゴの声が聞こえてきた。




『ドレスローザの国民達…及び客人達。誰も助けを望めない地獄の間“鳥カゴ”へようこそ…ッフッフ』




薄気味悪い笑い声と共に始まったドフラミンゴの話は、国全体を地獄へと導く、

悪魔の囁きのようだった。




『外への通信、脱出は不可能…外界の誰にも気付かれずに、お前達は死んでゆく』




『暴れ出した隣人達は、無造作に人を傷つけ続けるだろう…それが家族であれ…！親友であれ…！守るべき市民であれどなァ…！！』




『だが、俺も鬼じゃねェ…仮初めでも俺を好いてくれた国民が、嘆き苦しむ姿を見るのは、胸が痛む…そこでだ』




『お前らに、救済措置を与えようと思う。』




『それも、この俺を殺すゲームだ…！！』

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