【過去編】ニート侍3 ページ21
。
貴方「……は?
何を…言ってんだ…母さまを殺したのは
“海軍”だ
いくらお前がふざけた野郎でも、その冗談は許せねぇぞ…。」
師匠「手を下したのは“アイツ”だったけどのぉ」
貴方「何…言ってんだ…」
師匠「お主の母リリーを殺したのは、
かつてのワシの弟子だ。」
貴方「……は。」
師匠「ワシが、海軍にいた弟子に情報を流し、殺すよう命じたのじゃ…」
貴方「テメェェェェェェェェェッ!!!!」
一瞬で間合いを取り
Aの薙刀の切先が師匠にせまる。
切先が顔にせまっても、師匠はまばたきも一つせずに切先をかわした。
間髪入れず、師匠は抜刀しAめがけて突きをくらわす。
その剣筋に迷いはない。
頬すれすれに刀がかすめ、チリチリと熱をおびているのを感じて、Aはこれは現実であると実感した。
師匠「リリーはワシを父親のように慕っていたが、そんなワシと兄弟子に殺されるなど実に滑稽な話じゃのォ。」
貴方「母さまを侮辱するなァ!!!」
Aは薙刀を師匠めがけて振り上げる
しかし師匠はそれを刀で横に軌道を流し、一気に間をつめてきた。
Aは、一歩踏み込み
師匠の刃に自身の薙刀の柄(え)を交差させ
動きを止める。
力のまさる師匠に対して、刃を受け止めるなど、腕力の弱い子供のAには自 殺行為だったが
Aはそこまでしてでも、今の状況を考える時間が欲しかった。
今までの師匠と、この場にいる師匠が同一人物とはとても思えなかったのだ。
貴方「母さまがいない今、私にとって師匠はこの世で1番大切な人間なんだ!!私には師匠しかいない!!
なのに…なんで…。」
師匠「クックック…やはりお主は、愚かだのぉ。
Aよ、ワシが何故お主の年齢にこだわっていたのか分かるか?」
貴方「んなもん分からねぇよ!!!」
師匠「ワの国では、子供は魂が身体に定着しない不安定な時期とされている。
魂は神のもの、身体は現世のもの。
それが完全に定着するのは、男は5歳、女は7歳…そこで人は、はじめて魂と身体が1つとなる…。」
貴方「…ま…まさか……。」
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ワンピース大好き - めっちゃ面白いです!質問なんですが黒鬼と夢主は同一人物なんでしょうか? (2022年3月30日 16時) (レス) @page15 id: 0debfe5c5b (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - トメィロウさん» そう言って頂けて感激です!ありがとうございますっ!! (2019年4月2日 17時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
トメィロウ - この作品大好きです(●´▽`●)いつもニヤニヤしながら読ませてもらっています←は?? (´ρ`*)コホン更新頑張ってください!待ってま〜す (2019年4月2日 7時) (レス) id: 7828891ba6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:仮面タロウ | 作成日時:2019年3月16日 17時