第176話 ページ27
「あ、言い忘れていたが、明日は練習はない」
そして来て早々、赤司君はそんなことを言った。
『えっ?』
皆はそろって同じ反応をした。
いや、まあそれが普通だよね。
でもなんで?
「なんで?と思っているだろう」
はい、そうですね。
なんか心を読まれた気がしてちょっと癪だ。
「いや、ただ単に高速が渋滞して帰るのが遅くなると家の人に迷惑だからだ」
「あぁ〜!そいうことッスか!」
すると黄瀬君が妙に納得したような声をあげた。
皆も納得していた。
「じゃあ、今日でおしまいだね。ここでやるの」
私が不意にそうつぶやくと、しーんと静まった。
あ、あれ?なんか変なこと言ったかな。
私は言ったことを思い出したが、特に変なことを言った記憶はない。
すると
「そうですね」
ぽつりと黒子君が言った。
あ、皆やっぱりさびしいのか。
「でも、またやればいいんだよ、こういうの」
皆がさびしそうな顔をしているから珍しく、自分から提案してみた。
すると皆の顔に笑顔が戻った。
「そ〜だね〜。やろ〜よ〜」
「やりましょう。合宿という形じゃなくてもいいので」
「……黒子、それは練習をしたくないという意味か?」
「い、いえ、そんなことは……」
そしていつもの会話になった。
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桔梗(プロフ) - 葵さん» ありがとうございます!そう言っていただけるととても嬉しいです^^これからもがんばりますので宜しくお願いいたします! (2014年8月11日 10時) (レス) id: 647d957ad5 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - はじめまして!この作品めちゃ面白いです!!これからも更新頑張ってください(^^♪応援してます(*^^)v (2014年8月9日 16時) (レス) id: ea5bdb7750 (このIDを非表示/違反報告)
桔梗(プロフ) - natsukiさん» 返信遅くなってすいませんm(__)m文才なんてないですよ^^;欲しいぐらいですw頑張りたいと思います! (2014年8月7日 9時) (レス) id: 647d957ad5 (このIDを非表示/違反報告)
桔梗(プロフ) - Sakiさん» 返信遅くなってすいませんm(__)mご期待に添えるように頑張ります! (2014年8月7日 9時) (レス) id: 647d957ad5 (このIDを非表示/違反報告)
natsuki(プロフ) - こんな文才欲しいです。がんばって下さい♪ (2014年8月5日 16時) (レス) id: 7936a78d0c (このIDを非表示/違反報告)
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