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部活の朝練が終わり重い足取りで教室に向かう。
うん、まあ軽い足取りで教室に向かったことなんて1年の入学式の日だけだけどね。
ガラッ。
私は教室の引き戸を開ける。
引き戸は音がするから嫌いなんだ。
そして皆からの視線を感じる。
「黒川ってさあ、赤司君と付き合ってるらしいよ〜」
「え、マジで!?」
「つーか、以外じゃね?あの黒川と、あの赤司がね」
「いままで全然話してなかったのに。なんかずるい。」
「ホントまじ死ねって感じ」
「だよねー」
数人の女子が話し始める。
てか、口調が・・・女子高生かよ。ってツッコミたくなるぐらい
うん、なんというか、チャラかった。
私はそう思いながら席に着く。
するとさっきの女子生徒が私の方に来る。
そして私の席の前に立ちこういった。
「ねえねえ、赤司君とホントに付き合ってるの?」
・・・付き合っていると言うのか、言わないのか。
この関係、ものすごく微妙だ。
付き合ってない、って言いたいけど言うとお仕置きを食らいそうで怖い。
しかも赤司君の鋏を出す姿が容易に思い浮かべられるからやめておく。
「・・・付き合ってるよ。」
まあ、赤司君、朝練の時にああやって言っちゃったから別に変わりないと思うけど。
「へぇ〜、そうなんだ。なんで?」
「あなたに言う必要はない」
「つれない態度とらないでよ」
「私には拒否権がある」
「あっそ」
そう言うと女子生徒は戻っていく。
そしてなにか話している。
どうせ感じ悪、とかムカつくとか言っているんだろう。
そして赤司君たちが戻ってきた。
本当に、赤司君たちと同じクラスって嫌だ・・・。
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桔梗(プロフ) - レウィさん» ありがとうございます!!更新、頑張ります! (2014年8月7日 9時) (レス) id: 647d957ad5 (このIDを非表示/違反報告)
レウィ(プロフ) - 面白かったです!更新頑張って下さい( ´ ▽ ` )ノ (2014年4月26日 0時) (レス) id: 951752d136 (このIDを非表示/違反報告)
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