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「すみませーん!こっちビール二杯追加で〜」
一「はい、少々お待ちください…!」
「あのー、注文いいですか?」
一「は、はい…」
「ビールと…え、飲まないの?」
「えー、だってえ。」
「何で?あー、弱いのー?」
一「あの……」


早く頼め、くそリア充どもが!!


俺は松野一松。
居酒屋…だよな、ここは。
何故かリア充まみれの居酒屋で働くことになった俺………
めちゃくちゃ向いてない。
正直しんどい。


「ちょっと、ビール二杯まだすかー!?」
一「今お持ちします…!!」


死ね、リア充どもーーー!
こっちの都合も少しぐらい考えてくれよ!?
リア充同士なら大体わかるだろ!?
きゃーきゃーやってて注文もちゃっちゃとしてくれない上に、
さっき言ってたものと違うものを頼む!
メモとペンのインクが勿体ねぇだろうが!!


「松野ー!ゴミ出ししてきてくれ!」
一「は、はいっ」


…ふう。疲れたな……。
俺はゴミを持って、外のゴミ捨て場に急ぐ。
…あれ、なんか人が___________


見ると、ゴミ捨て場に人がいた。
目を閉じていて、ピクリとも動かない。


し、死んでる_______________!?


急に跳ね上がった心臓を抑えつつ、その人に近づく。
一「あの…大丈夫ですか。」
返事がない。


胸に手を当てる。
…生きてる……。よかったーーー!


「松野ー!二番テーブルに枝豆とビール三杯!!」
一「あ、は、はい!」


俺はその男の人を引きずって、休憩所に連れて行き、毛布をかけておいた。

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作者名:松壱 | 作成日時:2017年4月16日 21時

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