七話 ページ8
空気が少しピリつく。
「何が言いたいわけ？」
まるで早く言えといっているかのような声。
その声には確実に苛立ちが含まれており、段々とフロイドの顔が険悪になっていく。
「ではフロイド、お客様にムカついたら暴力を振るうは、気分が乗らないと言って勝手に帰るなどしている貴方が今まで以上に仕事が増えたら、ちゃんと出来ると言えますか？」
「…やってみないと分かんねぇじゃん。」
「またそんな事を言って、そういうのがAを怒らせる原因だと気づきなさい。 朝もそれで喧嘩していたでしょう。」
「は？なにそれ、今その話は関係なくない？」
「大ありですよ。喧嘩した後は機嫌が悪くまともに働いた事あります？これで何回目なんですか。
兄が弟に頼ってカッコ悪くないんですか。
そのうちAに呆れられますよ。」
「はぁ？何それウッザ。別に頼ってねぇし、そんな事言うならアズールだってなんでもAに任せたりしてたじゃん。人の事言えないんじゃねぇの？」
段々と悪化していく口論。
その空気にジェイドはニコニコと笑い、横にいるAは内容はよく分からないものの、ピリピリとした空気に怖がり、涙目になっていく。
「おやおや、喧嘩になってしまいましたねぇ。」
『あにぃ…、あずーると、あに、、Aのおはなししてる。 Aなんか、しちゃったのかな…？』
「ふふっ、Aは何も悪くないですよ？
…しかし、ここは危ないので僕の部屋に行きましょうか。」
そう言ってAと手を繋ぎ部屋に戻ろうとするジェイド。
しかし、それは叶わなかった。
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Luis(プロフ) - しろさん» ありがとうございます。とても励みになります！ 少しずつですが投稿していくのでご期待に答えられるように頑張ります！ (2022年9月3日 1時) (
レス) id: e9902680b1 (このIDを非表示/違反報告)
しろ - 面白くて一気に読んでしまいました。更新楽しみにしてます！ (2022年8月31日 23時) (レス) id: 93afb517a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Luis | 作成日時：2022年4月24日 20時
