六話 ページ7
「えーゴホンっ！…先程は取り乱してしまいましたが、、どうしてこうなったか説明してくれませんか、フロイド。」
そう話すアズール。
三人の中で唯一、まとも枠でこの事態の深刻さを一番理解し、焦っていた。
「えぇー、もういいじゃん。さっき話した通りだし。
それに、もうめんどくせぇし。」
「お前って奴は…。今はそんな事言っている時ではないんですよ！ 事の深刻さを理解しなさいッ…！」
Aと遊んでいる貴方もですよ、ジェイド！
そう言うアズール。
双子の一人は乱暴に頭を掻き、もう一人はニコニコとAと手遊びをしている。
「はぁ？ 意味わかんねぇ。なんでそんなに焦ってるわけ？」
「フロイドの言う通りです。別に支障は無いのでは？」
その言葉にアズールは頭を抱える。
まさか、理解していなかったとは思わなかったからだろう。
アズールは真剣な顔をし、双子が分かりやすいようにゆっくりと話しだす。
「……お前達、よく聞きなさい。モストロラウンジはAのお陰で今までやってこれたと言っても過言ではありません。…ですがAが今このような状態。
ここまで言えば分かりますね？」
「えー、Aが居なくなっても少し仕事が増えるだけで俺らが頑張ればいいだけじゃねぇの？」
「えぇ、確かに。フロイドの言う通り僕達が今まで以上に頑張ればいいのでは？」
「はぁ、良くもまぁそんな事が言えますね。」
呆れた、というアズールの顔や声には明らかに怒りの感情が混じっていた。
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Luis(プロフ) - しろさん» ありがとうございます。とても励みになります！ 少しずつですが投稿していくのでご期待に答えられるように頑張ります！ (2022年9月3日 1時) (
レス) id: e9902680b1 (このIDを非表示/違反報告)
しろ - 面白くて一気に読んでしまいました。更新楽しみにしてます！ (2022年8月31日 23時) (レス) id: 93afb517a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Luis | 作成日時：2022年4月24日 20時
