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｢潤は肺炎でにゅーいんしてるよ！｣
｢そうなの！？珍しいなぁ、、てことは初入院だし寂しいだろうね…｣
｢うん、寂しそうだった｣
｢そっか〜。｣
｢あのさ雅にぃ！僕、まだお風呂入っちゃダメだから、美容院みたいに頭だけ洗うやつして！｣
｢そうだったの？まぁそっか、手術したてだしお風呂入れないよね〜。よっしゃ、本業見せたるわ！｣
美容師をやってる雅にぃは嬉しそうに準備を始める。
｢お湯加減どうですか？｣
｢きもちいです｣
雅にぃの大きな手に頭を包まれると安心感がすごくて、催眠術にかかったように一瞬で眠りについちゃう。
｢けほっげほっ、けほげほっﾋｭｰ、ﾋｭｰっけほっ、、｣
目覚めは最悪。
間接照明だけがつく薄暗いリビングのソファで寝てた俺。
夜から朝にかけてはどうしても喘息症状が出ちゃって…。
｢和、おっきしよっか〜、コンコン辛いね〜、、｣
雅にぃに抱っこされながら吸入器探しの旅に出る。
｢姉ちゃん、和が発作起こしてる！小の大ってとこなんだけどさ、吸入器が見当たらなくて〜。｣
遂に雅にぃは母さんに電話をかけちゃってて、スピーカーから聞こえてくる母さんの声が怖い。
｢え？和は入院中よ？てことは潤が喘息になっちゃった？｣
｢違うよ姉ちゃん！この子は和！胸に手術した跡あったし、手の大きさが完全に和だよ！｣
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作者名：賞味期限 | 作成日時：2022年9月25日 14時
