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｢潤〜？お風呂入ろ？｣
｢お風呂はあしたにする。おじゃる丸観たい！｣
｢え〜？潤、おじゃる丸嫌いじゃなかったっけ？忍たま乱太郎しか見なかったような…。｣
｢翔くんが見てねって言ってたから見ないとなの！｣
潤の好き嫌いを完全に無視して発言したから、バレそうになったけど、仲のいい翔くんを会話にぶち込み、なんとか凌いだ。
｢そっかそっかー！翔くんとほんとに仲がいいわねぇ｣
嬉しそうに言う母さんをよそに、久々のおじゃる丸を堪能する。
ついでに潤の好きな忍たま乱太郎も見て、後日潤に教えてやろうとしっかり脳に叩き込む。
｢姉ちゃん来たよ〜｣
｢あぁ、助かったわ。早速で悪いんだけど、旦那が佐賀から帰ってくるみたいで空港まで迎えいくから、潤をお風呂に入れて、そこにある夕飯食べさせてあげて。それと風邪っぽいからこまめに体温チェックしてくれるとありがたい。｣
母さんの弟の雅紀。通称雅にぃ。彼はアホでバカでアホなバカだから母さんより簡単に騙せる。
それをいい事に、｢雅にぃとならお風呂入る！｣と母さんに天性のスマイルを向け、雅にぃの手を引いてお風呂へ行く。
｢あれれ、あなた和だったの？｣
母さんが出ていったのを確認し、洋服を脱ぐ。
手術したことを知ってる雅にぃは胸に当てられているガーゼを見て、そう言う。
｢そーだよ、僕、かじゅなり！｣
｢姉ちゃん、潤って言ってたような…｣
｢お母さんね、疲れてるみたい！さっきも僕のこと潤って間違えてたし！｣
｢そっかそっか〜。そういえば退院したんだね！てか、そしたら潤は？｣
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作者名：賞味期限 | 作成日時：2022年9月25日 14時
