Walking with you 3 (ページ20)

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寮に戻り、着替えてから、少し離れた部屋に向かう。

ノックしようと構えた手を直前で引き、下ろす。

｢やっぱり、、合わす顔がない。｣

タッパーと手紙を部屋の前に置き、自分の部屋へ戻ろうとすると、、タチの悪いいじめっ子たちがやって来て、

｢なんだこれ！タッパーに入ってるのは便かな？きったねー！｣

｢え、なにこれ、きも、手紙つきじゃん！｣

｢えーどれどれ、？和也へ、学校生活を楽しく過ごせてるようで安心です？だってよ！(笑)｣

｢うわ、マザコン？手紙でいっつもやり取りしてんのか？きっしょ！｣

幼稚で汚い、人間の心なんてないのと等しい発言。

俺なんかが怒っていいのか分からないけど、頭に血が上り、1発殴ってやろうとそいつらに歩み寄った瞬間、

ガチャッ

和也の部屋のドアが開き、

｢それ、触んないで。｣

酷く掠れた声で言う。

頬は真っ赤で、机に伏せて寝てたのか、顔には寝た跡がついている。

｢おけ、わかったわかった｣

タッパーを持ったそいつは急に手を離し、高いところからタッパーが落下。

その勢いで、中のお惣菜が床に散らばる。

和也は悲しそうにしゃがみこみ、散らばった食材を素手で掻き集める。

｢滑稽だな(笑)｣

｢きったね(笑)｣

それを見たそいつらは満足そうに笑を零し、大声で馬鹿にする。