どこにでもある唄。 ページ25
｢お、にのじゃん｣
同じ家に住んでて、いつも見る顔なのに、こーして外で会うと嬉しいのはなんでだろう。
｢取材とかない？このままVS？｣
｢うん｣
嬉しさを隠すために少し冷たい返事になっちゃう。
｢そー言えば、本番中もやるの？｣
｢うん、VSもやるよ｣
俺の服を勝手に捲り上げ、胸につけられたホルター心電図を見てそう言う相葉さん。
坐骨神経痛とかぜんそくとかの悪化が重なって、その治療にステロイド沢山使ったんだよね。
そしたら胸が痛くなったり、脈がとんだりでちょっとヤバいなって思って。
たまたま今日の午前中に時間が出来たから病院行ったんだよね、そしたら、とりあえず検査だって。
薬も処方されないまま、ただ検査をするだけ。
腕には血をとられた跡があって、今日の衣装は、トップスは長袖にしないとななんて、嵐のファッションリーダーである私が珍しく頭を悩ます。
｢まぁ無理すんなよ、、それと、1個いい？｣
誰か乗ってきたらどーすんだよ。未だに服は捲り上げられたまんま。
｢なによ、。｣
｢今日同じパンツ｣
｢やめろや！｣
いっきに心拍数が上がるのが分かる。
“Event”
とかかれたボタンを押し、時間を確認。
これはなにか症状が出た時(動悸とか胸痛とか出た時)に押すボタン。
楽屋に着くと、すぐに時間と行動を記録する。
すると、すかさず、なにそれ、と興味津々に覗いてくる彼。
見せられるわけない。
だって、
13:22 動悸 相葉と同じパンツで動揺した
こんなヘンテコなこと書いちゃったんだもん。
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賞味期限(プロフ) - 傘さん» ありがとうございます😢🫶🏻頑張ります✊🏻 (2022年9月11日 14時) (
レス) id: e5602ed7e0 (このIDを非表示/違反報告)
傘 - 書き方や内容が好きです！これからも自分のペースで頑張って下さい！ (2022年9月11日 12時) (レス) id: e177d1457e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：賞味期限 | 作成日時：2022年9月5日 18時
