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なんで知ってるの？
そんな顔で見つめてくるこいつ。
監視カメラで監視してたなんて言ったらキモがられるだろうからそれはシークレットに。
｢あーばさ、、けほげほっひゅっ｣
ベッドに座り、そのまま動けずにいるニノ。
｢ちょっと待ってて｣
アトムにニノを任せ、リビングに。
ニノのカバンを乱雑に探り、吸入器と薬を取り出す。
ニノから教えてもらった量を入れ、それを急いでニノの口元に持ってく。
寝室に入れば、アトムがしっぽを振り、そのしっぽでニノの背中をトントンしてる。
そーだ、前来た時もちょっと喘息の調子が悪かったっけ。
そこで俺がトントンしてたから、アトムもそれを見て学んだんだろう。
賢く優しい子に育ったそいつをサッと撫で、今、1番撫でてあげなきゃいけない仔犬の背中を優しく撫でる。
そーすれば苦しそうにしてはいるものの、内心嬉しいのか、少し目を細め、隣に腰掛けた俺に体重を預けてくる。
吸入が終わり、痰を吐かせる。
それも寄りかからせたままで。
そのせいか、寝るのも俺の腕の中で。
起こさないように空いた手でクッションを寄せ集め、そこにニノを寝かせる。
邪魔しないようにあっちいってよっか。
そうアトムに口パクすると、理解出来たのか静かに扉の方まで歩いていった。
｢ごめん、アトムの世話するために来たのに。…俺の世話させることになっちゃって。｣
お粥を作って持って行ってあげると、熱が上がったのかぽわぽわしてるニノ。
元々赤かった頬を更に赤らめ、恥ずかしそうに俯く。
｢いいの、そんなのきにしなくていいから食べて！｣
フーフーして口元に持っていくと、大人しく食べてくれ、最後には｢美味しかった｣と目を見て笑うニノ。
不意打ちなその仕草に今度は俺の頬が赤くなり、それをバカにしたように笑うニノ。
もしかして、こーなるよに計算してたのか？
いつの間にかスヤスヤと眠りについたコイツの寝顔を見てそう思った。
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賞味期限(プロフ) - 傘さん» ありがとうございます😢🫶🏻頑張ります✊🏻 (2022年9月11日 14時) (
レス) id: e5602ed7e0 (このIDを非表示/違反報告)
傘 - 書き方や内容が好きです！これからも自分のペースで頑張って下さい！ (2022年9月11日 12時) (レス) id: e177d1457e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：賞味期限 | 作成日時：2022年9月5日 18時
