元、Knights

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あの夜から栞里は毎日家事を手伝ってくれて、そのおかげで休日に撮り溜めていた番組を見るくらいの余裕が出来た。










〈我輩、吸血鬼じゃから〉




〈だからってやらなくていい理由にはなんね〜んだよ！〉




〈駄々こねるよりさっさと行かない〜？時間の無駄〉




〈朔間先輩。そんなに嫌ならここで待っててもいいのだが〉




〈…さてと。行くかのぅ。〉










UNDEAD総出のバラエティ。年下組2人も出るなんて珍しいと思って録画したんだよな。相変わらずの零さんに笑ってしまう。たしか、星奏館にいた時も、こんなことあったなぁなんて、懐かしい記憶が呼び起こされる。










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『零さん。起きてください。今日は俺らの部屋掃除しなきゃでしょ。』




「我輩、吸血鬼じゃからこの時間は起きれん。」




「今すぐ起きないと、ゴミ認定して掃除機で吸っちゃうよ？」




『英智、それはナイスアイデアだ』




「え、ほ、ほんとにやるんですか？！」




「『せーの』」




「あー、辞めてくれー。」




「朔間先輩が吸われてるぅぅぅ」





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俺ら3人は普通に冗談半分でやってたけど、白鳥の反応が面白くて、すぐ辞めるつもりだったのに結局15分くらいそんな茶番繰り返してたんだよなぁ。今思えば馬鹿すぎる。



今、アイツらは元気なんだろうか。
ふと、そう思った。








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