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惨拾漆.目覚め ページ31

ふッ、と光が差し込んでくるのが分かる。
眩しさにくらっとしながらも、私は目を開けた。


清光「乱!!起きたんだね!待ってて、すぐ主を呼んでくる!!」

『清光さ、……行っちゃった。』


直ぐ側には、恐らく私の事が心配だったのだろう、清光さんが座っていた。
清光さんは私が目を開けたのを確認すると、嵐の様に部屋から出ていった。

恐らく、主様を呼びに行く為だろう。
…起き上がり、頬をそっと撫でる。

呪具を無理矢理破壊する途中、私の頬はヒビが入った。

顕現している刀剣男士が、本体に破壊される位酷い傷があると、それは人の身にも影響され、同じ様な傷が何処かに入るのだ。

しかし、そんなヒビが、今は何の変鉄もない、肌に戻っている。

…つまり、主様に手入れされたって訳だ。
これは、問いただされる気しかしないなぁ…

後に起こる出来事を予想しながら自分の手の平を見つめていると、襖が開く音がする。

清光さんと主様が来たのかな、と思い、襖の方に顔を向けると、そこには心配そうな、それでいて驚いてるいち兄がいた。

いち兄は私を認識すると、直ぐ様私を抱き締めた。
…いち兄は確か、見習い側だった筈じゃなかったっけ……


一期「…お前が眠っている間、全て聞いたよ。私達は、見習い殿の呪具によって、操られていた事。
そして、私達の為に、お前が死にかけた事も。」


耳元で囁かれる。最初は優しさや感謝が籠っていたが、後半になるにつれ、怒りを表す様になる。

…まぁ、妹が自分の知らぬ所で死にかけたとなると、兄として黙ってられないよね。
それが尚更、第三者が原因だったらさ。


一期「見習い殿は、呪具で私達を操っていた事を認めた。そして今は、用意された部屋で、ずっと座っている。
すぐに追い出す事も可能だったが、何せ乱が昏睡状態だったからね…
乱も言いたい事はあるだろうと、主殿の配慮により、今は一歩も外に出てないよ。」


…話の流れからするに、私は長い時間、眠っていたのだろう。
当たり前だ、この前まで拒絶していた霊力に沢山触れ、呪具を無理矢理壊した。
そしてそれにより、自分も殺される所だった。

当然、長い時間眠るよね。
霊力とか色々な問題で、身体がついていくまで、意識は眠らせたままの方が早く理解するから。


『…いち兄、見習いは今直ぐに追い出そう。先輩に敬意を払えない、刀剣を十分に扱えない人に、審神者になる権利はない。』


そう言うと、いち兄は大丈夫かと聞いてくるが、私は大丈夫と答えた。

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作者名:赤林檎 | 作成日時:2019年2月16日 17時

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