にじゅう.嘆き ページ14
Aside
友斗「あ、明日見習い来るから、宜しくね!」
「「「…は?」」」
***
きっかけは、朝餉の時に言った、主様の一言だった……
うんごめん、これ止めるね。
何で今になって、と刀剣達が問いただした所、実は昨日伝えられたばかりで、もうベテランの仲間入りだから、送っても良いでしょ。
って言う、政府のお伝えだったらしい。
その見習いってのが、男の人で、成績も一位じゃないけど、中の上。
基本的に優しくて、霊力もそれなりに豊富。
審神者専用学校でも、期待されてる。
ってまぁ、何とも私の前世と正反対の方で。
『苦手意識しか持てないっ!!』
友斗「まぁまぁ、それなら必要以上に関わらなければいい話だし。」
少し苛立ち始めてる私と、それを宥める主様。
ついでに一緒に仕事をしている長谷部さん。
主様は私を元人間だと知ってるので、相談しに来た。長谷部さんはもう聞かれてもいいやって感じ。
『そもそも私、男の人苦手何だよね…特に成人男性だったら。』
友斗「でも刀剣男士は平気じゃないか。」
『皆は資料見ればどういう刀剣か分かるじゃん。でも人間となると、話さなきゃ分からないし、こう…掴みづらい性格の人は嫌い何だよね。』
前世で成人男性に暴力を振られたってのもあるけど、演練で変な目で見られたり、いきなり俺の刀発言されたってのもある。
※前編の小説にて
そういうのは、皆が守ってくれるけど、見習いは本丸の中だ。
私も本丸の中では、一人になる事はある。
『…見習いさんに何かされたら、どうしよう…』
友斗「流石に考えすぎだよ。幾ら何でも、人の刀剣をどうこうする人はいないし、見習いは優秀だからそれ位は…」
長谷部「まあロリコンだったら終わりですね。」
一期「それは不味いですな!!」
長谷部さんのいらない一言により、襖から堂々といち兄登場。
何でそんな事言ったんだよ!!私だって思ったけど、口にしなかったんだよ!
と言うかいち兄はどこから話を聞いてたんだよ!主様の部屋にノックなしに入るな!!
…襖にノックも何もないけどな!!
一期「乱、大丈夫だよ。何かあれば叫んでくれ、私が駆け付ける。」
『…叫べない状況だったら?』
一期「躊躇なくそいつを殴ればいいよ。」
友斗「駄目だよ??見習いだよ??」
うん、殴るのは止めるよ。
その日の夜、太刀と打刀で私を見習いに近づけない作戦を立てたとか立ててないとか…
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作者名:赤林檎 | 作成日時:2019年2月16日 17時