キセキの少女は黒子の妹で誠凛でバスケをするようです！【黒バス】

35，あったかいな。 ページ5

「いっつつ･･････大丈夫か？」

ガミさんだった。

「小金井先輩、ガミさん･･････ありがとうございます･･････！」
「奥川、大丈夫だったか？ おいコガ女の子相手に何やってんだよ。」
「日向ぁ！ だってAちゃんが！ 俺のこと、俺達のこと、信じてくれたんだよ!! すごい嬉しかったんだもん!!」
「だもんじゃねーよこのドアホ！」
「ひゅが先輩、俺は大丈夫ですから。衝撃のせいで涙も引っ込んじゃいましたし。」
「ひゅが先輩？ 日向の中のう、はどこいったよ奥川。」

そんな感じでみんなが俺の方に歩み寄ってきた。ここはきっと、あったかい人の集まりなんだと思った。そのくらい、嬉しかった。

「よし、話もまとまったし、サッカー部への対策はまた考えるとしてだ！ とりあえず、練習やるわよ！」
「急だなぁカントク･･････」
「そんな弱々しいこと言わないの土田くん。さ、今日はいつもの3分の2の基礎練で済ませてあげるから。さっさと用意する！」
「よーしカントクもこう言ってるしやんぞー」

ひゅが先輩がそう言うと、各々練習の準備に入っていった。基礎練3分の2は少し楽だったけど、すごく楽しかった。
いつもは兄貴とやってるペア練習をガミさんとやったりしたけど、ガミさんとやるのはちょっと早かった気がした。

今日は、いつもよりも世界の色が綺麗に見えた。

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