キセキの少女は黒子の妹で誠凛でバスケをするようです！【黒バス】

49話、属性詰め込み系ツンデレちゃんと、俺。 ページ19

そういえば最近マジバで緑頭の長身を見たから、ついでに俺とたろすけとの関係も軽く紐解いとくよ。

緑間真太郎。
キセキの世代の3PシューターでSG。メガネ美形で天然ツンデレ、おは朝信者。勉強音楽スポーツが得意だが、人付き合いが苦手なのだよ。

上記の通り属性が多い男だが、ただの変な男ではない。[かなり]変な男だ。



あれは、俺が兄貴と一緒に廊下を歩いていた時。目の前から何か大きなものが迫っていた。そして、俺と兄貴の前で大きなものは止まった。

「緑間くん、おはようございます。」

兄貴は大きなものに話しかけた。大きなものはよく見ると、縦長のタンスだった。大きさは俺と同じくらいで、台車に乗っていたから少し大きく見えた。そしてそのタンスの向こうから声を掛けてきた男子は、とても身長が高かった。

「良いところで会ったのだよ、黒子。今日、スタメンは昼休みに集合らしいのだよ、知っていたか？」
「いえ、知りませんでした。部室ですか？」
「そうなのだよ。ところで隣の女子は彼女か？」

唐突に話を振られてビビる俺と、俺のことをタンス越しに見下ろしてくる緑間くんと呼ばれた男子。

なんだよタンスって。

「いや、彼女じゃなくて幼なじみ。奥川Aって言うんだ、よろしく。緑間……くん？」
「ああ、例の幼なじみか。俺は緑間真太郎だ、よろしくなのだよ。」

そう言った緑間くんは、台車を押しながらどこかへ去っていった。

「⋯⋯あいつ、電波？」
「違うと思います⋯⋯多分。」

これが俺とたろすけの初対面。色々あって仲良くなったけど、そこはまた今度ね。

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