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モブ3 ページ4

ー30分後ー

「疲れたぁーーー」


姫宮が、いきなり叫んだので皆んな少々びっくりしていた。俺もその一人だ。


「そうだね。休憩を入れようか」


会長がそう言った途端、場は一気に和んだ。


「それでは、お茶を淹れてきます」


執事さんは、お茶を淹れ始める。


衣更は、背もたれにもたれかかり死んでいる(?)。


そして、蓮見先輩は伏見の手伝いをしている。


姫宮は、会長と喋っている。


そして、俺は喋っている。


ん?


誰と喋ってるのかって?



「アメージングッ!」


「何でここにいるんですか」


「あら、冷たいですねぇ…」


アメージング先輩である。


なぜか、休憩の時いつも俺の隣に日々樹先輩がいる。


最初は、びっくりしていたけど最近ではこんな扱いである。


「野田様、日々樹様お茶でございます」


「あ、ありがとう」


「ありがとうございますっ!んん〜美味しいですねぇ!野田くんっ!」


「あ、そうですね」


「あら、またもや冷たい…渉は泣いてしまいます…」


どうせ泣かないだろ…



そう思っていると…



「って…え!?」


泣いてる。


「すいません、冷たくし過ぎましたか?ごめんなさい次からしませんので…」


俺はとっさになだめ(?)、謝罪の言葉を述べた。



モブとして、主要人物を泣かせるなんてルール違反にも程がある


早く、泣き止んでくれないと…



「次から、冷たくしないのですか?」


子犬のような潤んだ瞳で見つめられたらイエスしか言えない。


「しませんから!泣き止んでください!!」


「そうですかっ!!それは良かっです!」

俺が、イエスと言った途端さっきまで泣いていたのかと思うくらいにニパッと笑った


「へ?」



「いや〜貴方は純粋で無垢ですねぇ!」


「え、嘘泣き?」


「いいえ嘘泣きではありません!純粋なる私の涙です!」

笑いながら言われても…


「あんまり変わり無いと思うんですけど…」


面倒な約束してしまった…



そんな事を話している間に、休憩時間が終わった。


「それでは皆さん頑張ってください!」


消えた…


まぁ、いつものことだ


そしてまた沈黙が続く


すると


「なぁ、野田」


声のする方を見ると、


衣更だった。


「何?」

正直に言うと、質問されるのが一番怖い。


さらっとルール違反の発言をしてしまいそうだからだ。


まぁ、俺は流されやすいから聞くしか道がないんだけど…


「実はさ…」

衣更が口を開いたと同時に俺は、息を飲んだ。

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作品ジャンル:ギャグ
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そぬん - イベント、頑張ってくださいね!更新とともに帰ってくることを楽しみにしてます!!!面白かったです!!! (2020年7月29日 19時) (レス) id: 5ad600b11d (このIDを非表示/違反報告)
^^* - 1章、、、、てことは2章もくる、、?神ですかありがとうございます。更新頑張ってください (2020年5月24日 8時) (レス) id: a311e75dfe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:卯月美 | 作成日時:2020年5月20日 11時

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