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モブ23 ページ27

野田side
「俺のユニットは、極めて平和だな」俺は、しみじみとそう感じる


このユニットは早めにコンセプトが決まったので、軽く雑談しているのだが




「ですよねぇ…」

「そうそう!でさ、瀬名さんがいきなり立ち上がって、誰かの名前を叫びながら去っていったんだよ〜怖いよなぁ…」


「怖いですねぇ…」

今話しているのが、三年生の「先輩」先輩と


相づちが上手い「相土」くんだ

瀬名…名前がちゃんとあるということは…主要人物の話か…やっぱりキャラ濃いんだな…


こんな感じで喋っている2人は会話のリズムがいい為、俺はラジオ感覚で聴きながらストレッチをしていた

伸びているなという感覚を味わいながらストレッチそれに2人の会話。これ以上に最高の組み合わせは無いのではないかと思っているのも束の間。


キーンコーンカーンコーン


あ、チャイムが…

現実の鐘がなりこの空間ともおさらばとなってしまう事になった…

「あ、もう帰る時間か…」

先輩先輩は、そういうと立ち上がり小さく伸びをした。

「そうですねぇ…それじゃあ野田先輩,先輩先輩お疲れ様でした」

相土くんも先輩に続き立ち上がり軽く会釈をすると鞄の取っ手を持ち帰っていった。

「お疲れ様」

俺は、相土くんの背中を見送りながらそう言った。

ー別れた後…ー

はぁ〜疲れた…
俺は、心の中で息を吐き出した。

廊下を歩くのも、苦痛に感じる。よっぽど疲れているのだろう…帰ったら寝よう…

あ、そう言えば…凛月のこと…
俺はそう思った瞬間、疲労感に耐えきれずまたため息が出た。




「ひっく…ひっく」

「忍くん落ち着いて、ゆっくりでいいよ」



俺は、この声を聞いた途端柱の後ろに素早く隠れた。

お二方、場所を変えて欲しいです。お願いします。俺、疲れてるんです。しかし、その願いも届かず…無念っ…泣


俺は、長期戦を覚悟しながら柱の後ろで直立していると



バタンッ


「えっ!?」



俺は誰かがいきなり音がして、つい声を出してしまった…俺は、もう手遅れだがその口を手で隠した。



「っ…誰かいるですか…」



おーまいがっ

俺が(モブとして)死ぬと察した途端


「…って」


ん?なんだ?


「司くん!?」

「ひっく…えっ、司くん?」



司くん?まさか…


俺は恐る恐る見てみると…綺麗な赤髪。紛れもなく、『主要人物』だった。



「……ゴホッ…」



お風邪を引いたせいで、倒れておらっしゃる(泣)

俺はその時、悟ってしまった

超・長期戦になる事を

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作品ジャンル:ギャグ
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そぬん - イベント、頑張ってくださいね!更新とともに帰ってくることを楽しみにしてます!!!面白かったです!!! (2020年7月29日 19時) (レス) id: 5ad600b11d (このIDを非表示/違反報告)
^^* - 1章、、、、てことは2章もくる、、?神ですかありがとうございます。更新頑張ってください (2020年5月24日 8時) (レス) id: a311e75dfe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:卯月美 | 作成日時:2020年5月20日 11時

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