怪我 ページ50
-side 吉良-
クソったれ仗助とジョルノが去った後、Aは光の速さで私たちの元へ駆け寄ってきた。
『う“ぅ…ごめん”なざい…！！』
大きな瞳にこれまた大きな涙を溜め、私たちへの謝罪をする。
先ほどまでの殺気はどこへやら。
Aの様子がコロコロ変わるので、正直どれが本心なのかわからない。
彼女の本職はギャングである故、表の顔、裏の顔など幾つもの顔があってもおかしくはない。
もしかしたら、これも演技なのかもしれない。
ディアボロにも見せていないような、本性があるのかもしれない。
聞いたことがあるぞ。
海外のキャラクターでは、礼儀正しく、どこか怪しげな奴は裏切りのキャラだと！
…、な訳ないか。
Di「おーよしよし。もう大丈夫だからなぁ」
『ディエゴざんんん…申し訳ございまぜん』
Di「謝るなって。守ってくれてありがとうな」
ちゃっかりとAを抱きしめる体制をとるディエゴに爆破させたい衝動が生まれた。
今回はAがいるから許してやるが、次やったら容赦はしないからな。
『あ、の、吉良さん……』
ディエゴへの殺意を抑えながら乱れた髪を直していると、Aが近づいてきた。
相変わらず彼女の表情は辛気臭い表情をしている。
吉「怪我は、ないかい？」
たった一言。
もっと他にも伝えたいことがある筈なのに、これ以上口が開くことができない。
『な、ないでず…！私より、吉良さんが、吉良さんの方が……！！』
アワアワと慌てながら訴える彼女を不思議に思った。
何か怪我をしたのだろうか？
それにしては痛みはないが…。
Di「お前、頬痛くねぇの？」
ディエゴが一言だけ問う。それだけでじんわりと右頬が熱く感じた。
吉「………痛」
そうだった。
クソハンバークに、殴られたのだ。
出会い頭で一発キメるって、アイツ本当に短気だな。
『う“ぇえ…ごべんなざいぃ……！』
Aは私の腕を包むなり、先ほどの比ではない量の涙を流す。
『う“、う”ぅぅ…！！エ“エエン！！』
泣き方、独特だな。
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ぱみ(プロフ) - ありがとうございます…！！頑張っていきます！！ (12月22日 23時) (
レス) id: 987c51e0ad (このIDを非表示/違反報告)
兎(プロフ) - 応援してます！頑張ってください！！ (12月22日 22時) (レス) id: 0558b064c9 (このIDを非表示/違反報告)
ぱみ(プロフ) - わわ…こちらこそグラッツェです✨これから頑張ります！！ (12月22日 18時) (レス) id: 987c51e0ad (このIDを非表示/違反報告)
推しの命は私の命 - 荒木荘✨これからの展開が楽しみです！供給をグラッツェ！ (12月22日 17時) (レス) @page3 id: be6e33eff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱみ | 作成日時：2023年12月22日 15時
