コロネ ページ44
-sideA-
『ぴ、ぴぃ…ボスゥ…』
「逃げちゃあダメです。大人しく僕について来て」
ボスとの幸せな日々のちょうど1週間。
何とも情けない声が口から漏れた。
目の前の男に腕を掴まれてしまい、私は動けずにいる。
相手の力は私よりも強いため、掴まれている腕が痛くてたまらない。
『は、離せ、この、…コロネッ！！』
「全く…。本当に貴方は口が悪い。僕のどこがコロネだっていうんだ」
『コロネは、コロネだ！！私の腕を離せ、ジョバーナ！！』
ジョル「ジョバーナ、か……」
目の前の男の名はジョルノ・ジョバーナ。私たちの幸せな日常を奪った元凶である。
コイツには嫌悪感と不快感しか感じない。
ジョル「……」
さて。
目の前の男は何も喋らない。スタンドを出す気配もない。依然、腕は掴まれたままだが。
逆に好都合なのでは？このまま私がスタンドで押し潰せば逃げれそうだな。
ジョル「…A」
『ひっ！！え？あ、気安く私の名前を呼ぶな！！』
突然、口を開いたかと思いきや私の名前を呼び出す。
唐突な発言に驚きながらも、反抗的な態度を取ることはやめない。
ジョル「……僕の名前は、知っていますか？」
『はあ？』
何を言ってるんだ、このコロネ。
ジョル「やっと君に会えたんだ。それなのに、堅苦しいじゃあないか…」
本当に何を言っているんだ。コイツは。
吉「Aの帰りが遅いもんだから迎えに来たのだが……まさか捕まっているとは…」
吉良さんの声が背後から聞こえ、勢いに任せて後ろを振り向く。
彼は私よりも理知な人間だ。きっとこの状況をどうにか解決してくれるだろう。
ジョル「おやおや…こんにちは、吉良さん。タイミング悪いですね。退いてもらっても良いですか？」
吉「嫌に決まってるだろう。Aの腕を離せ」
ジョル「おやおや、貴方が僕に勝てるとでも？」
吉「いや、君と戦うつもりはないさ。なんせ、レクイエムは喰らいたくないからね。それに、こっちには心強い味方がいるからなぁ」
心強い味方…？
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ぱみ(プロフ) - ありがとうございます…！！頑張っていきます！！ (12月22日 23時) (
レス) id: 987c51e0ad (このIDを非表示/違反報告)
兎(プロフ) - 応援してます！頑張ってください！！ (12月22日 22時) (レス) id: 0558b064c9 (このIDを非表示/違反報告)
ぱみ(プロフ) - わわ…こちらこそグラッツェです✨これから頑張ります！！ (12月22日 18時) (レス) id: 987c51e0ad (このIDを非表示/違反報告)
推しの命は私の命 - 荒木荘✨これからの展開が楽しみです！供給をグラッツェ！ (12月22日 17時) (レス) @page3 id: be6e33eff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱみ | 作成日時：2023年12月22日 15時
