ラスボス達との生活

吉良 ページ41

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ド「サッパリしたぁ…！！ファニーさんとのお散歩で少し汗かいてたんだよぉ…」





　『私も気分が良いです！！ボス、私のためにありがとうございます』





デ「それは良かった…が、Aは軽く頭を乾かしなさい。イタリアよりかは暖かいが、体は冷やすな」





　『はい』







　なんて優しいお人なのでしょうか…。私の体調までも気遣ってくださるなんて。





　



デ「ドッピオ、お前も服を着なさい。流石にタンクトップは寒いぞ？」




ド「むう…暑いです…！！」




デ「全く…。俺のTシャツを貸すからそれでも着ていなさい」




ド「ボス〜♡」









　私たちの日常だ。私たちのことを大切にしてくれるボスに、いつも一緒にいてくれるドッピオくん。




　護衛チームの裏切りから、私たちの生活は崩れて、こんな穏やかな日常は終わりを迎えているのだと思っていた。







　今、この空間にいれることも、奇跡なのだ。



















Di「Aー！！！無事か？コイツらに何もされてないか？？？」




　『わっ、ディ、ディエゴさん！』




Di「獣共に何もされてないか？？どこか触られたところとか…」




　『…ぇ？えっと、背中の流し合いを…』




Di「誰と？まさか、2人同時に？？」




D「落ち着け、爬虫類。このまま私たちも入れば良い話。さあ、A、服を脱げ」




　『え…』






デ「A、吉良の元へ行け。コイツらとは話し合っておく」




ド「A、吉良さんなら常識を持っているから大丈夫だよ！」




　『は、はい。あの、ボス…』




デ「行け」









ボスはスタンドを出している。 つまり、この人たちはスタンドで戦うつもりだ。




　私のスタンド能力では、チートじみたあの人たちには到底敵わない。ここはおとなしく吉良さんの元ヘ逃げよう。










Di「ちょ、Aが、どけよお前ら！」




デ「退いたことで俺たちへの利益はあるのか？」




D「吸血鬼になり永遠の時を過ごそう。悪くない条件だと思うぞ？」




デ「そうか……だが断る」




Di「お前、それ言いたいだけだろ」











　ことの事情を吉良さんに急いで伝えた。のだが…




吉「チッ！！アイツらは本当に…！！」







　吉良さん、ものすごい怒ってる…！！











吉「キラークイーン！！！」





　爆発する音がお風呂場から聞こえ、こっそり中を覗き見る。









　『ボス、ドッピオくん、ご無事でしょうか！』




デ「なんとかな。吉良のお陰ってところだ」




ド「うぇえ…怖かった…」










　やはり、吉良さんは警戒しておこう…

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