視線 ページ16
-sideA-
吉「…詳しい説明は全員揃ってからだ。文句は言わせん。」
夕飯を作ってくる。そう言って吉良さんはリビングから姿を消した。
瞬間、視線を感じた。目線の先にはDIOさん。
D「A、と言ったな。」
『…いえ、私の名前はマイケルです』
D「…」
何ですか、その目。
別に私に非なんてないですよ!そもそも貴方が美味しそう?なんて変なこと言うから警戒するしかないじゃないですか!!
デ「まったく…。A、こいつらは全員俺の同居人だ。あまり刺々しい態度はとるな…」
『…まあ、ボスが仰るのであれば…』
デ「いい子だ」
『ボスッ…!!』
D「私たちは何を見せられているんだ…」
カ「完全に2人の世界に入っているな。」
「小さいな、身長」
「可愛いじゃあないか…」
「アンタそれしか言えないんか」
「黙れ爬虫類」 「あ“?」
「私は吉良の手伝いをしてくるよ。」
スッと神父服さんは吉良さんの方へと向きを変え、吉良さん同様リビングから姿を消した。
それを見届けると、私は先ほどから気になっていることを素直にボスに尋ねる。
『ボス、ドッピオ君はいつになったら帰ってくるのでしょうか?」
デ「そうだな…いつもなら帰ってきている時間のはずなのだが…」
D(今この状況でドッピオを見つけ出したらAはこちらに意識を向けるかもしれん…)
カ(もう少しAを知りたいのもある。そのきっかけのためにもドッピオはいい鍵になるかもしれん…)
(俺もそこまで身長はデカくはないが女ってこんなに可憐だったか…?それとも俺の周りの女が勇ましいだけ?)
(天使の羽のような白髪。ルビーよりも輝かしい真っ赤な瞳。小柄で可憐な姿。淡麗な容姿。丁寧な口調…そして警戒心が強いときた。…キタコレ!!)
いつの間にか全員の視線がこちらに向いており、驚きと微小の恐怖で思わずボスの後ろに隠れてしまう。
デ「お前ら…」
着々と皆様の意識がA様に向けられていくのが良きです。
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ぱみ(プロフ) - ありがとうございます…!!頑張っていきます!! (12月22日 23時) (レス) id: 987c51e0ad (このIDを非表示/違反報告)
兎(プロフ) - 応援してます!頑張ってください!! (12月22日 22時) (レス) id: 0558b064c9 (このIDを非表示/違反報告)
ぱみ(プロフ) - わわ…こちらこそグラッツェです✨これから頑張ります!! (12月22日 18時) (レス) id: 987c51e0ad (このIDを非表示/違反報告)
推しの命は私の命 - 荒木荘✨これからの展開が楽しみです!供給をグラッツェ! (12月22日 17時) (レス) @page3 id: be6e33eff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱみ | 作成日時:2023年12月22日 15時