episode224 ページ24
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三上のことがあって以来、櫻井への松本の愛は加速したように見える。
自分のせいで泣かせてしまった、というのもあるようだが。
松本を許してくれた寛大な器と、自分のことで泣いてくれたことに愛を感じた。
もう二度と泣かせないと、松本は胸に誓ったみたいだ。
HRが終われば速攻で図書室に向かうし、最近ではお昼休みにも櫻井のとこへと行ってしまうようになった。
そして今も。
お昼を3人で食べるつもりが、松本は櫻井の元へと消えてしまった。
｢ラブラブだね、2人は｣
｢ホントにね〜｣
相葉と二宮は売店で買ったパンを食べながら、松本がいるであろう保健室へと向かっていた。
イチャイチャしているであろう2人を邪魔しに行こうと言い出したのは相葉。
二宮は2人は学校でイチャイチャなんてしないだろうと思いつつ、面白そうだから相葉にノッたのだ。
長い道のりを経てついた保健室には｢不在｣の紙がドアに貼り付けられている。
そんなことお構いなしに、相葉がそっとドアを開いた。
｢っ！？｣
中を覗いた相葉は、慌ててドアを閉めた。
｢え？どうしたの、相葉さん｣
｢ちょ、ちょ、ダメだよこれは。見ちゃダメ｣
二宮の目を隠して相葉は言うが、二宮は相葉をどかして静かにドアを開く。
｢......！！｣
二宮もそっとドアを閉めた。
中にいたのは松本と櫻井。
その2人はあろうことか、保健室でキスをしていた。
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作者名：ぽっぷ
| 作成日時：2015年11月1日 21時
