天使と神様/なずな ページ22
なずな「おーい!置いてくぞー!!」
「待ってよ!あともう少しで終わるから!!」
なずな「はいはい」
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2年前からいつも一緒にいた私たちは相変わらず馬鹿な会話を彼としているとふと彼は足を止め独り言のような、
私に質問しているような言葉でポツリと口から言葉を漏らす。
いつもはニコニコと笑いながら楽しい話を聞かせてくれる彼の面影は何処へやら、
何年ぶりかの彼の真剣な目につい目を奪われていた。
なずな「…なぁA」
「んー?どうしたのなずくん」
何か私がいつの間にか悪いことをしたのだろうか、それとも他に彼に機嫌を損ねることをしたのだろうか、
不安で仕方ない私はできる限りいつもと変わりない明るいバカな私で呑気に返事をする
なずな「天使っているよな」
「…は?」
クエスチョンマークすらない固定した言葉で私に話してきたから意味がわからなかった
突然真剣になると思ったらなんだそんなことかとどこかホッとしている自分もどこかいたような気がした
「突然どうしたの?どこかで頭打った?」
なずな「頭打つほど鈍くにゃいぞ俺は!」
「はいはいwで?その天使がどうしたの?」
なずな「う〜…はぁ、まぁ、その天使って堕天使とかもいるだろ?」
「ねぇ…いい精神科知ってるからオススメするよ?」
なずな「面白半分で紹介すんなっ!」
「はいはい、で?」
なずな「いつからこんなボケに走ったんだろうコイツ…」
なんて呟いている彼の言葉を他人事のように思いながらも耳を傾けた
なずな「この話は親から聞いたんだけど、その天使ってさ、仕事嫌になって投げ出して天国から降りて
そのまま帰ってこなくなるって話もよくあるだろ?天国の世界にも部下とか上司とかってあるんだよ」
「へー」
なずな「興味なさげだな…で、もちろん部下が天使だったら上司は神様だろ?」
「まぁ確かにね」
なずな「ついにはさ、その神様までも嫌になって天国から逃げ出したんだよ」
「わぁ…おっちょこちょいな性格なんだね神様」
なずな「あぁ、本当におっちょこちょいだな。
…天使は何人もいるからいいけど、神様はたった1人だけ。もちろん天使たちは大慌てで神様を探しまくった」
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ちぃずっきーに(プロフ) - 千秋最高でした(゜゜)リクで翠くんお願いします! (2018年7月21日 12時) (レス) id: efd0ffb758 (このIDを非表示/違反報告)
箏音(プロフ) - 真白の彩菜さん» 了解です!リクありがとうございます。 (2018年6月17日 21時) (レス) id: 8f3c8700fc (このIDを非表示/違反報告)
真白の彩菜(プロフ) - 真白友也くんお願いします! (2018年6月17日 17時) (レス) id: afa74f3125 (このIDを非表示/違反報告)
箏音(プロフ) - メイさん» 了解です!リクありがとうございます。 (2018年6月10日 23時) (レス) id: 8f3c8700fc (このIDを非表示/違反報告)
メイ(プロフ) - にーちゃんお願いします! (2018年6月10日 19時) (レス) id: 11a946e9bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:箏音 | 作成日時:2017年8月26日 23時