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『やばっ、もうこんな時間…』


時計は6時45分を指していた

慌てて図書館を出ると日が落ち始めていた



私、紅月 Aは受験勉強と必死に戦う

ごくごく普通の中学三年生。




『わっ…綺麗…』


立ち止まって、空を見上げる。


空は紫色とオレンジ色が交わっていて、不思議な気分になる


それに、なんか懐かしい…


少しあの石段で空でも見てから家に帰ろうかな…



石段の汚れを払い、腰を下ろすと


ガサ ガサッ


『…!!』


音と共に、1匹の小さな蛇が茂みに入っていった


きっと誰も見た事がないであろう紫色の蛇。


私が普通の人間と少し違うのは
"人には見えない なにか が見える事"


それは、人の形だったり ぼやけたなにかだったり 今のように生き物だったり…

時には…この世のものとは思えない程醜かったり。


気づけば、小さな蛇に囲まれていた。
十匹…二十匹…あるいはもっと沢山の。

どうやら、ここは蛇達の縄張りだったらしい。


『どうしよう…』



私が出来るのは 見える事だけ。見て見ぬふりする事しか出来ない。


もし、襲われても…この身に危険が生じても
誰も助けてはくれない。こんな、非現実的な話は。



四方八方を囲まれて、動けずに座り込んでいると…


背後から、何かを感じた。

鳥肌が全身に立ち、体が震えた。


脳が 逃げろ 危険だ と言っているけど体は言うことを聞かない。


『…ひっ!!』


茂みから顔を出したのは 人よりも何倍も大きな大蛇。


ばっちり、目が合ってしまった。



するすると大蛇は 私の足に手に巻付き

私の動きを封じた。

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【新】寝音-ネオン-(プロフ) - 蒼猫さん» いえいえ…!とても嬉しいです!!ありがとうございます!!! (2018年7月28日 19時) (レス) id: b8c489fe25 (このIDを非表示/違反報告)
蒼猫(プロフ) - 更新楽しみにしてます!続けてコメント失礼しました! (2018年7月19日 21時) (レス) id: 3653c31fb7 (このIDを非表示/違反報告)
蒼猫(プロフ) - いつもファンタジーしか書いてないから、こういうのも面白いですね(*・ω・) (2018年7月19日 21時) (レス) id: 3653c31fb7 (このIDを非表示/違反報告)
蒼猫(プロフ) - え、待ってめっちゃ続き気になる((← (2018年7月19日 21時) (レス) id: 3653c31fb7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:【新】寝音-ネオン- x他1人 | 作成日時:2018年7月16日 0時

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