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「今日はほんとに助かったっス!」

「何とか赤点にはならなそうだぜ」

「いや、逆になったら青峰のこと刺しに行くよ?」

何とか午後の勉強会も終わり各々の思ったことを述べていく
・・・少し物騒な言葉が赤司君の方から聞こえた気もするが聞こえなかったふりをする
青峰君は少しおびえている気もしなくもないがこちらもスルーする


「そういえばよ」

別れ際、とは言ってもまだ紫原の家の玄関だったが
青峰君がいきなり口を開いた

「何なのだよ」

不思議そうに緑間君が問う

「いや、珍しいと思ったんだよ」

「だから何がなのだよ」

怪訝そうに青峰君を見ている緑間君
あれもしかして緑間君怒りの沸点低い?

そんなこともお構いなしに青峰君はあくまでフリーダムに話す


「だから、紫原が女子と親しくしてんのがだよ」

「べつに紫原っち普通に女子と仲良いっスよ?」

「いや、そうじゃなくてよ。なんつーか、紫原って女子のこと菓子製造機としか見てなさそうじゃね?」

か、菓子製造機…
私紫原と仲いいかもしれないって思ってたけど紫原にとっては私ってお菓子を大量生産するただの都合のいい女だった…?

私が勝手に思い込んで消沈している間にも青峰君と黄瀬の話は続いていく。


「菓子製造機は言い過ぎっしょ。いや、でも紫原っちならありえなくないのかな…」

「だろ?でも、あー何だ?アキツサンには紫原にしては思い入れがある?つうかよー」

え?ほんと?
だとしたらなんか嬉しい。
んん?なんで紫原に親しくしてもらえたら『嬉しい』?

?マークを頭に浮かべていると今まで黙っていた紫原が口を開いた

「別にそんなんじゃねーし。峰ちんも黄瀬ちんも考えすぎだし」

少し、口をとがらせながら反論する紫原

デスヨネー。…うん、知ってた。大丈夫。知ってた
悲しくない。うん。


あーもうやだ。一人で期待して馬鹿みたいだ。

この輪の中にいたくなくなり思わずメモに書いて紫原に見せる

『ごめん。わたしかえるね。』

少し平仮名だけになったのはこの際気にしない

玄関の扉を開け家の方向へ走る。


「え?ちょ、秋ちん!?」


ごめんと思いながら走る



その数分後紫原に捕まってしまうことも知らずに・・・

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設定タグ:紫原敦 , 黒子のバスケ , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:はやかわ | 作成日時:2017年4月25日 20時

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