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そんなことを悶々と思っていると目の前に水色の髪の毛をした少年がいた
「あなたが秋津さんですか…」
え、何
めっちゃ見られてんだけど
人に見られるのはあんまり好きじゃない。
しかもこの人の目は真っ直ぐで苦手だ。
自分のダメなところまで見透かされてそうで怖い。
私がびっくりしていると思ったのか水色の少年から声をかけてきた
「いきなり声をかけてすみません。僕は黒子です。」
紫原君の同級生で今日一緒に勉強会をする一員です。彼はそう言った。
なるほど、ん？？
一緒に勉強会？
……やっぱりか
少しだけそうかもしれないと思っていたが
やはり紫原と2人ではなく。皆でするのだ。
初対面の人とやるのかぁ
あまり初対面の人と行動するというのは得意ではない
少しだけ紫原を恨む。
ん？ということは…
メモを取り出して書く
『あの黄色の人とかガングロの人も一緒に勉強会をするの？』
それを見た瞬間どこかおかしかったようで黒子君は吹き出した。吹き出したといっても静かな笑いだが
え、私なんか変な事書いた？
きょとんとしていると笑いを抑えながら黒子君が答えてくれた。
「えぇ、そうですよ。それにしてもガングロと黄色の人ですか。黄瀬くんが女子にそんな言われようとは」
そういってまだ笑っていた。
その笑いを見て、緑間君、紫原、赤司君、ガングロ、黄色の人が集まってきた。改めて見ると随分カラフルな人達だなと思う。
そしてみんな背が高い。あまり小さそうに見えない赤司君も皆と並ぶと少し小さいようにも見える
そんな思いに浸っていると紫原が口を開いた。
「んー。みんな集まったね〜。やる場所は俺ん家でいいよねー？じゃあ早く行こ」
「あぁ、そうだな。ほら黄瀬、青峰早く来い」
赤司君と紫原を先頭にド派手な集団は紫原の家へ向かって言った。
着いた紫原の家は大きな一軒家だった。
「久しぶりに紫原っちの家来たっス！」
嬉しそうに笑顔を作る黄瀬くん
うーん。なんか
あ、そうだ。ゴールデンレトリバー
黄瀬君はゴールデンレトリバーに似ていた。
犬のような性格に大きな体格。そして黄色の綺麗な髪の毛がゴールデンレトリバーの人懐っこい顔を連想させる。
自分としてもなかなか的を得た表現なのでホッコリする。
そんなことをしている内に周りのみんなは紫原の家へ入っていた
「秋ちん早くー」
紫原が大きな手で手招きをして待っている。
ただ紫原の家へ入るだけなのにドキドキするのは何故だろうか。動悸が早い
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作者名：はやかわ | 作成日時：2017年4月25日 20時
