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「好き…好き、」
「はいはい、」
凛月の暖かい体温が、服の上からでも伝わってくる。そして、何より細いけど抱き心地がいい。
「凛月、細いね」
「…そう?Aもじゅ−ぶん、細いよ。」
めっちゃ嬉しそうに笑うなこいつ。ドキュ−ンって効果音が付くほど、心臓がばっくばく。
「… ああ、Aと同じ高校が良かった」
「はは、夢ノ咲でしょ?私には無理だわ。次元が違う」
「ええ、可愛いよ。Aは… 、あ、でもほかの人がAの事好きになったら嫌だから、やっぱ同じ高校は駄目」
「だいじょ−ぶ、凛月から離れないよ」
多分。
「なら、同じ高校が良かった…」
「…んふ、そうだねぇ」
今日は、大丈夫だ。
「ほら、凛月もう夜だよ。家帰んないと」
「…ええ、まだ一緒にいたい」
「だ−め。明日から学校なんだから」
ね?っと凛月の頭を撫でる。
撫でていた手を凛月はゆっくり自分の頬に当てた。
「じゃあ、A。家帰るまでLINE電話しよ?」
「はいはい。…凛月。」
「…ん? …っ。」
優しくキスをしてあげる。
これで、今日は一旦終わりにしようとしたら凛月には逆効果だった。
「…ねぇ、このまんま続きしよ…?」
「…っ、だめ。明日学校でしょ。」
「や−だ。Aと離れたくない。ねえ、お願い…」
ぎゅうぎゅうと私を抱きしめて何度もキスをしてくる。私の返事を待つ暇なんて彼には無いみたい。
「…っ、じゃあ、明日は学校休むから存分に夜楽しも。」
唇を一端離し、結んでいた髪を解く。
「さっすがぁ、A。楽しい夜にしようね…」
凛月のスイッチオンはとても早い。流石しか言おうもない。 親には聞こえないように、小さめな声で 、楽しい夜を過ごす。
これが、依存性の私と凛月だ。
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猫愛りあ(本垢)(プロフ) - あははっ!死んだ☆ (3月28日 19時) (レス) id: 89f95d01a6 (このIDを非表示/違反報告)
Tao音(プロフ) - なうさん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえてとても嬉しいです、更新頑張ります!! (2017年10月30日 6時) (レス) id: 8634ae5113 (このIDを非表示/違反報告)
なう(プロフ) - 突然のお米失礼します。アアアァァ( °∀°)ァァアアアやばいです凛月くんがどストライク過ぎる … !小説すごく面白いです!これからも更新を楽しみに待ってます … ! (2017年10月29日 23時) (レス) id: 214efe09ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Tao音 | 作成日時:2017年10月28日 18時