4:不覚にも ページ6
？ side
？2「あかんっ！遅刻やーっ！」
？1「おいっ！坂田！静かにしろ！
リスナーにバレる！」
？3「おー、もう結構いるな〜」
？4「志麻くん、相変わらず呑気やな〜(笑)」
武道館に向かって、走る4人
まったく、坂田が待ち合わせに遅刻するからっ！
リスナーにバレないように武道館の裏口に行こうとすると
坂田が足を止めた
？1「ちょ、坂田!?」(ﾎﾞｿｯ
志麻「ん？どうしたん？」
？4「さかたーん？」
ぼーっとして、何かを眺めている坂田
そして、口を開いた…
坂田「うらさん、まーしぃ、センラ……あれ…」
坂田が眺めている先には、男の子が一人で泣いていた
周りには、親らしき人は見当たらなかった
きっと、迷子だろう…
どうする、このまま裏口に行くか…？
それとも…
そう考えていると、志麻が口を開いた
志麻「あ……」
センラ「ん？」
もう一度、男の子の方を見ると
白いワンピースを着た女の子が男の子の前にしゃがんだ
男の子の頭を撫でて何かを話している女の子
すると、突然立ちあがって…
？「よーしっ！このお姉ちゃんが歌を歌ってあげよう！」
そう大きな声で言った
俺達は立ち止まったまま、その女の子と男の子を見ていた
すぅーと息を吸う女の子
そして…
_______キラキラ光る流星群
_______わたし想うわウォーアイニー
_______星のまにまに逃避行
_______嗚呼、そんなストーリーも悪くないのさ
うらた「……っ!?」
志麻「うおっ…!?」
坂田「うまっ…！」
センラ「すごい声量やな…」
女の子は、男の子を抱っこして
笑顔で歌った
その姿に、不覚にもドキッとしたのは俺だけじゃないはず…
坂田は、顔少し赤らめてるし
志麻は、なんかニヤニヤしてるし…
センラは、なんか微笑んでるし
______目指すは宇宙の終着点さ
そう言って、歌い終わると男の子を下ろして頭を撫でた
そして、少し切なそうな顔で笑った
男の子「おねーちゃん、すごい！
僕、元気出た！」
悠夏「んー、そっかー」(微笑
彼女が微笑していると、一人の女性が駆け寄ってきた
そして、男の子に抱きついた
男の子「あ、お母さん！」
お母さん「もうっ！どこ行ってたの！」
少し震えた声で、男の子のお母さんが言った
男の子「あのねー、おねーちゃんが歌ってくれたんだー！」
お母さん「おねーちゃん？」
男の子が指さす方には誰もいなかった
……To be continued
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夜空 - 初コメですッ！前から瑶さんの作品を見てました！！これからも無理をしない程度に更新をしてくれたらなと思います！更新頑張ってください。 (2018年8月13日 3時) (
レス) id: 2f0b93d907 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑶 | 作成日時：2018年7月28日 19時
