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反転する世界_



ズキズキと酷く痛むお腹_



そして…



.



顔を歪める龍之介兄さんと銀。




「(名前)!この馬鹿者が!」



「(名前)お姉さま!」



二人の雫が、地面に広がる血に落ち、色が少々薄くなる。



『何だ、そんなに泣かなくても良かろう』



「なぜ僕と銀を庇った!」



「そうです!なぜ庇ったのです!」



『そんなの』



.




.




『大切な』




.




.




.




『家族だからだ』




僕がそう言うと、更に二人の頬を雫が濡らした。




更に、痛みだすお腹。




『そんなに泣かれたら僕も逝きにくいだろう』




僕はそう言って、二人の綺麗な瞳にたまる雫をすくった。



「…(名前)、また会えたらまた会おう」



「(名前)お姉さま、また今度、抱きしめてください」



『嗚呼、また会おう、いくらでも抱きしめよう』



.



『もう時間だ』




その言葉と共に、僕は意識を手放した。執筆状態:更新停止中









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- 続きが楽しみです!頑張ってください! (2019年8月17日 19時) (レス) id: 193d98d6bf (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2019年7月27日 18時

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