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中「ギース!///」
中村は立ち上がり、台本で顔を隠した
小D「ほら照れた照れた(笑)
それより、イリヤは誰の子を抱いているのかな?」
良「あ〜、ナツと俺の子?笑
ギースも抱っこする??」
中「イリヤくんと…ナツ殿の?
ぇ…えぇー!?!?」
中村の声にビクッと反応する良平に抱かれる
赤ちゃんらしきもの
小D「ぇ?」
中「せっ!?」
?「あうあ!!」
ひょこっと振り返る赤ちゃん
(花江役、娘の星七)
会場からはザワザワと驚く声が。
良「ダメだよ、カルティナくーん。
もっとからかいたかったのにー」
花『ごめん、赤ちゃんの本能が勝手に』
追いかけるように早足で赤ちゃんを
抱っこしてくるA
「急に走らないで、ハァハァ、お、重い…」
津『重くて……すみません…』
「あ!ごめんなさい!ササラさんのことではなくてですね(焦」
天の声で話す花江と津田
?「いぇあ!!」
「ササラさん!?」
津『お口が勝手に…本体…お静かに』
(津田役、息子の陽)
?「ぁぅ」
小D「これはどういうことかな?」
「実は…呪文に失敗しまして」
中「ササラ殿が?」
「いえ、私が……」
良「ほらやっぱりナツには
無理だったんだよ」
「でも魔力はあるってことは証明出来たでしょ?」
津『ナツさん、それでも失敗は失敗です』
「はい、すみませんでした」(しゅん)
津『私も許してしまったのですから
あなただけの問題でもないですよ』
ペチペチとAの頬を
撫でニコッと笑う陽
「ん〜〜可愛いです!!!!」
ぎゅぅと抱きしめる
津『ナツさんっ苦しいですッ』
小D「……羨ましいなぁ、ササラ殿」
ニヤニヤと笑う小野
津『……なんのことですか?』
小D「あーあ、私も抱っこされたいなぁ」
良「やめてぇ、これ以上赤ちゃん
増やさないでよー」
中「イリヤくん、その…ボクにも
抱っこさせてくれないかな?」
良「それは国王にきいてくださいな」
花『許可しよう!』
良「だってさ、はいどーぞ」
中村に星七を差し出す良平
そのときチラッとステージの外を見た娘
あまりにも多い人に目を丸くする
星「ふぇっ」
泣き声をマイクでキャッチ
や…やばい…
このイベに関わっている
役者とスタッフたちは
そう思っただろう
中村は良平に早く貸して!と
目で訴え娘を受け取った
小さい声であやす
中「人いっぱいでびっくりしたねぇ。
大丈夫よ、だいじょーぶ
もう少しだけ我慢してくれなぁ」
トントントンと背中を叩き落ち着かせる
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