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その30松「birthday」 ページ22

Aside




「よし……コレで今年も、成功するハズ………!」



私は玄関の引き戸の前で静かにため息をついた。


もう何度目だろ……この経験…。




私はそーっと玄関に入る。



ガラッ




あ…、ヤバッ!少し音しちゃった!!


十四松「あっ!!帰ってきたーーー!!!」



居間の方から、十四松がダッシュで駆けつけてきた。



チョロ松「おかえり……」


おそ松「どこ行ってたんだよ……お兄ちゃん心配したんだからねー」



「あー……、ウン…」



この調子なら、気づいていないだろう……まだ…



私は荷物を一度置いて靴を脱ぎ、そそくさと居間まで急いで歩く。




ふぅ………



私はちゃぶ台の前に座り、一息ついた。



私に付いて来るように、みんなも居間に戻ってきた。




トド松「……あれ?姉さん、何買ってきたの?」


私が持っていた紙袋を見つけたトド松が聞いてきた。



チョロ松「…そういえば……、そもそもどこ行ってたの…?」


おそ松「あ!まさかのパチンコ超当たったとか!?」



「ちげーよ……。お前と一緒にすんな!」




はぁ…、ほんっと、コイツらマジでめんどくさい………



「…………今日の日付を、十四松、どーぞ。」




私がそう聞くと、十四松は後ろにあったカレンダーをチラッと見た。



十四松「……、5月24日!」



「はい正解…」



おそ松「って……、それがどうしたっていうんだよ………?」




カラ松「フッ、俺はわかったぜ……。世界の誰かのバ…」



「「「「「誕生日!?」」」」」


やっと気づいたのか、全員がバッと立ち上がった。



トド松「まじか!!全然気づかなかったんだけど!?」


一松「誕生日なんて……どうでもいいし………」


カラ松「毎日が誰かのbirthdayだが、まさか、俺たちのbirthdayだったとは………」



「ほんとだよ…。私が毎年思い出させてあげてるんだから……。感謝してよね!」



私は紙袋からそーっと箱を出した。



十四松「!!!!!ケーキだっ!!!!!」



十四松がすぐに気づいて皿とフォークを取りに行った。







続く→→→

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設定タグ:おそ松さん , シスコン , ギャグ   
作品ジャンル:アニメ
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のり(プロフ) - 凄く面白いです!!続きが凄く気になります!!楽しみにしてるので更新頑張ってください!!! (2018年4月2日 1時) (レス) id: 487dd7a7d0 (このIDを非表示/違反報告)
ツン丸(プロフ) - そうなのかー…私は逆に会いたくなくてもあっちからやってくるんだよね……うるせー6人ともw (2017年9月22日 21時) (レス) id: dc0d460e51 (このIDを非表示/違反報告)
しんしん(プロフ) - ツン丸さん» (´×`)モグモグプインおいひい!※訳(プリン美味しい!)※ んー…お兄ちゃんは、男だから何て言うか…うん…言わないけど…そういうのを…だから、あんま会わないよw (2017年9月22日 21時) (レス) id: 42e21e004b (このIDを非表示/違反報告)
ツン丸(プロフ) - しんしんさん» うんっ!食べよ~(≧∇≦)bでもいいなー…二次オタのお兄ちゃんがいるなんて…語りたい!…… (2017年9月22日 21時) (レス) id: dc0d460e51 (このIDを非表示/違反報告)
しんしん(プロフ) - ツン丸さん» なるほど…w私の兄は、ヤバいほど、二次オタで…w逆に話すときのテンションの違いが…wでも!女の子同士だからうまくいく…かも!よし、プッ○ンプリン食べよ← (2017年9月22日 21時) (レス) id: 42e21e004b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ツン丸 | 作成日時:2017年3月5日 20時

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