【黄瀬涼太】嫌いだよ。裏切った奴なんて

Past tense　3 ページ11

『おまたせー』



青「おせーよ」



『ごめんごめん』









私はテーブルの上にカレーを人数分置いた









虹「うまそうだな」



『ありがとうございます！』









⋯⋯後から私が作り直したんだけどね









青「んじゃいただきまーす」



黄「早いっスよ青峰っち！！」









涼太はわんこみたいに吠えてる



可愛い⋯⋯









青「うんめぇ！！」



黒「おいしいです」




『ありがとう！』









みんなはたくさん食べてくれた






.









.









カキィン⋯⋯





黄「あっ」









涼太がスプーンを落として、取ってあげた









『はい、涼太⋯⋯⋯⋯⋯









顔を見上げたら涼太の顔があった


涼太は目を見開いていて


口には暖かい感触があって


訳がわからなかった









で、正気に戻ると意味がわかった









キスしてる⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯



涼太と私がキスしてる









口を離そうとしたら、顔を掴まれて引き寄せられ、涼太は離そうとしなかった









キスは長くて、深かった









あいにく他の人にはバレていない









だってここ、テーブルの下だもん





.









.









.


しばらくして口を離されて、









黄「好きっス」









私にはもったいないくらいの言葉だった






でも私は無意識に、









『私も⋯⋯⋯⋯好き⋯⋯⋯⋯⋯』









恥ずかしい言葉を口にしていた









これを機に私と涼太は付き合った

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