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ページ14

あれから約、四時間。

僕は、完全に存在を忘れられ、四時間の間抵抗も無く宙吊りになっていた。

いや、笑わないで、ねえ、僕の心の中にいるA、ねぇ、笑わないでぇ!

グスッ、

ああ、まいっか!

くそっ、何でこいつら僕の事忘れて、さらに、僕には起こせないような顔してんだよッ、

頭ふらふらしてきた。

『グゥイ!』

小さな声で、重力に抗いながら、ロープに手をかける。

・・・。

結果、余計絡まった。

今何時!?いやホントに、人間何時間も宙吊りしてるとタヒぬよ?(多分リアリー、タヒにます。ヨイ子モワルイ子モマネシチャダメダヨ!)

誰か起きて助けてくれないかなーっ、

なるべく、御手洗さん以外で…

あっ、フラグ立てちゃった?

フラグって何だっけ?

「んむゅ…くしゃい。誰も起こしてくれないー……ッ!!!???え、え、え、え、え、え、え、え、え、え、え、え、え、、え、え!!!!」

真下にいた雲羽が起きた。
フラグ、折れてよかったー

『驚きすぎだっつうの、…それより、たすけt…!オイオイオイオイオイオイオイ!何で二度寝すんだよ!こんな僕見て可哀そうの一言もないのか!ぁ、これ、Мが言うやつ?違うよね。うん。あぁ!寝ないで、寝ないでええええ!』

こうして、僕の命は美しく散っていった。

いや!この物語の終わりだから!

待って、タブ閉じるのやめて!
(気を取り直して…)

すると、清作さんがフラッと起きてこちらに向かってきた。

え?怒られる?


悪いことしたっけ!?
しないで、これは理不尽すぎるからね、うん。

「んんんんんんんぅ…くっ、ごめんな、俺の右手の悪魔、抑えられないで。お前に、被害だしちまったな。うっ、右手がうずく、仕方ない、俺は自分自身を封印することにする。」

ん?ん?
どういう流れ?
えっ、まだ続くの?

「そうしないと、この世が滅びちまうもんな。この強大な悪魔を右手に封印しちまって。嗚呼、弟、カタストロフィ・アブソリュート・マリオネット・トランサブスタンシエーション」

何その名前…
右手に悪魔?

「俺たちのディスティニーは、ブラッディディスティニーはカタルシスにかけられる。俺がエインヘリアルだったんだ、ドラグーンに操られていた。フハッ!そう、マリオネットさ。戦場でヴァルキュリアに死を告げられたエインヘリアル・マリオネットさ。最後に一つフォースのアドバイスだ。闇の翼を使えばいいんじゃないか?…ふがっ」

努→←恥



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作者名:白井ユエ | 作成日時:2021年5月24日 18時

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