26話~無事お茶コンビ誕生~ ページ27
煉獄千寿郎side
あれからある程度何とか会話をしていくうちにAさんも段々僕に慣れて落ち着き始め、ついには隠さん無しで会話出来るようになりました
なので今はもう隠さんは居ないのですが最後にあの隠さんAさんの事物凄く応援していました、良い人ですね
貴女「な、何だか夢みたいです……こうやってお友達が出来て、蜜璃ちゃんも千寿郎様もとても良いお方で……
うぅっ……幸せ過ぎて後から不幸が来るのか怖い」
千寿郎「あはは、僕なんかでそこまで喜んでくれて嬉しいです……!あ、お茶なくなりましたね
待っていて下さい、すぐに新しいのを…」
貴女「あっあの!千寿郎様……!!」
クイッ
急須をお盆に乗せて立ち上がると声を掛けられ少し控えめに袖を引っ張られ、Aさんの方を振り返る
するとAさんは少し下を向いて顔どころか耳まで真っ赤にさせて何やら口をモゴモゴさせているでは無いですか
僕より幾分か小さい背丈で、とても小動物のようで愛らしいと思えてしまうAさん
千寿郎「どうしました?Aさん」
貴女「あっあのぉ……その…」
スッ
お盆を倒さない程度に屈んで下を向くAさんと視線を合わせれば暫く口を開け閉めしていたAさんが身を乗り出して
僕の耳元まで顔を持ってきた
貴女「おっお茶の…い、淹れ方…を…その…っ
えっと……あぅ…お、教えてくれませんか?」
今にも消え入りそうなほど震えていてとても小さい声でそう言い僕から離れるAさん
一瞬の出来事で藤の花の優しい香りが僕を包んだ
思わず顔が沸騰するほど暑く、全身が足元から血が上る様な熱がこもるのが分かってしまう
千寿郎「ぃいです、よ…………ッハ!!
えっと、でしたら今から一緒に台所に行き見学しますか?」
貴女「!!はっはい!ありがとうございます…!」
危ない……Aさんは無防備が過ぎます…!
千寿郎「ところで何故いきなりお茶の淹れ方を学ぼうと?」
貴女「えっと……そそその……実弥様へ、少しでもお役に立てたらなぁ……って!」
千寿郎「そうでしたか!でしたら僕もうんと美味しいお茶の淹れ方をお教えしなければですね!」
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美穂(プロフ) - 更新ありがとうございます♪楽しみにしてました⭐︎今後も楽しみにしてます^^ (2023年4月17日 14時) (レス) @page36 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
Nami - 面白いです!錆兎いるんですか?錆兎の登場いつでしょうか…ワクワク♪ (2023年4月15日 17時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - こんにちは^_^凄く面白いですね‼︎更新楽しみにしてます (2022年8月5日 14時) (レス) @page33 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
きーちゃん - 初めまして!とても面白いです。主人公ちゃんが妹に欲しい・・・!!笑 千寿郎君と主人公ちゃん見てると癒されます!素敵な作品ありがとうございます!応援してます! (2022年6月18日 18時) (レス) @page29 id: 884ce88ab7 (このIDを非表示/違反報告)
鬼族のモブ - 主人公ちゃん妹感ハンパないわ、更新頑張ってくれな! (2021年8月23日 2時) (レス) id: 485c7d75ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:元薺(サイ)だった者 x他1人 | 作成日時:2019年10月6日 22時