13話 出会い3 ページ16
『こんな感じです... 』
臨「そうだったんだ...」
またこんな愁いむような視線。もううんざりでした。次の言葉を聞くまでは...
臨「じゃあさ、俺んとこ来る?」
『...は?(臨「だって虐待ってまだ続いているんでしょ?」まぁ、そうですけど...』
臨「じゃあおいでよ?少なくとも俺は暴力は振るわないからさ。」
その笑顔は昨日の嫌な笑顔ではなくて、とても優しい笑顔でした。
『っ!うぅ...あぅ、ありがとう、ございます...!』
臨「もう!泣かないの!明日迎えに行くからさ、準備しておいてね?」
『!は、はい!』
───帰宅──
『ただいま帰りました!』
母「ちょっとアンタ!学校いかないで何処いってたの!?私に迷惑がかかるの、解らない?いっそ学校行かないなら死ねよ!そっちの方が楽だし迷惑もクソもかからないわよ!」
『...ごめんなさい』
──翌日──
ピンポーン
母「...はーい、何でしょうか?」
母はドアを開いて目を見開き、急に笑顔になり
母「はい、何の御用でしょうか?」
と猫なで声で言いました
臨「あぁ、お母様でしょうか?いきなりですが娘さん...Aさんを迎えに来させてもらいました。」
母「...は?『折原さんっ!』な!?どういうこt...」
臨「Aちゃん!おいで!」
『はいっ!』
最低限にまとめた荷物を入れた鞄を持って母の横から一気にジャンプをしました。
母は少し遅れてから状況を理解し、急に掌を返したように泣き叫びました。
母「ま、待って!A!貴女は私を置いていくの?裏切るの?今までの事は謝るから!戻ってA...!」
おそらく、演技でしょう。児童相談所の人が来たときもこのような態度をしていましたから...
臨「行くよ!Aちゃん!」
母「...は?今までの教育費はどうするのよ!?返せよ!A、アンタ...やっぱり産まなければ良かった!」
化けの皮がきれいに剥がれて素の表情が出てきたときとても恐くなりました
──臨也のマンションへ移動──
臨「大丈夫だった?にしてもおっかないねぇ?」
『はい...でももう安心です!』
臨「うん!ようこそ、我が家へ!」
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爻臨 - めっちゃ面白いですね!無理せず頑張ってください (2019年12月9日 23時) (レス) id: 30bb40ed96 (このIDを非表示/違反報告)
凍樺 - ぁ、本当だ、直しておきますね!報告ありがとうございます! (2019年7月27日 20時) (レス) id: 462f296d89 (このIDを非表示/違反報告)
ハッカ飴(プロフ) - 帝人の苗字がずっと竜ヶ崎になってます〜〜! (2019年7月27日 2時) (レス) id: 45bd306559 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 面白かったです!これからも頑張って^^ (2019年7月16日 18時) (レス) id: 19c5a51d32 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 1票いれました! (2019年6月29日 21時) (レス) id: 927adbf56b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凍樺 | 作成日時:2019年4月5日 12時