11話 出会い3 ページ14
そう言うと奈倉さんは私を一旦家に送ってくれました
奈｢いやー、結構遅くなっちゃったねー？｣
『えっと、家まで送ってくれて、ありがとうございます。それでは... 』
奈｢あ、そーだ！君、名前何て言うの？｣
『...は？えっと、雪浦...Aです...』
あ、人に気安く名前教えたら駄目なんだっけ？
そう思ったのは、名乗ってからでした...
奈｢へぇ、Aちゃんって言うんだ？俺は折原臨也｡
それじゃ、バイバイ！｣
『え？えっと、さよーなら?』
そしてその一日は終わりました
──翌日──
『...何で折原さんが家の前に居るんですか？』
朝起きて、学校に行こうとしたら家の前に折原さんが笑顔で突っ立っていました。
臨｢あはは！来ちゃった☆｣
『いや、来ちゃった☆じゃ、無いですよ‼』
臨｢ん〜、何か色々と気になっちゃってさ！ちょっとそこまで遊びに行かない？｣
『はぁ？いや、これから学校！』
臨｢さぁ、レッツゴー！｣
そう言い私が言い終わらない内に手を引いて何処かへ連れて行った...まぁ、間違ってはいないでしょう。
『あのー、ここ何処ですか？』
臨｢ん〜？俺ん家(『はぁ!?え？いや、何で？』だーかーらー、色々と聞きたくて♪｣
そう言うと、先程までのへらへらした表情を一気に真剣な表情に移すと私の手を指差して言いました
臨｢でさぁ、その痣何？傷も結構有るみたいだけど？｣
...そう、普段は洋服の袖で見えないけど、私の手には無数の"痣"と"傷"が有りました。
『っ！』
袖が捲れているのかと思い、思わず腕に視線を移しました。
でも傷等はきちんと隠れていました。
臨｢心当たりは有るみたいだね？｣
そう笑顔で私の腕を優しく取ると袖をゆっくりと捲っていきました。
臨｢...え？｣
折原さんは驚いたように目を見開き、私の腕を眺めています
何故、驚いているのか、それは多分、
私の腕の怪我が予想以上に酷かったのでしょう
『あの...折原さん、腕をおろしていいでしょうか？』
臨｢あ、ごめん で、その傷は？｣
大抵の人はそう聞く。
折原さんも聞いてきた。
答える言葉はひとつだけでした。
『...学校とかでぶつけたり引っ掻いたりしただけです...』
こう答えると大抵の人は何かを察してこれ以上は聞いて来なかった。皆厄介事に巻き込まれるのは嫌だから。
でも折原さんは違いました。
臨｢それさ、嘘でしょ？｣
臨｢さぁ、話してご覧？｣
そう優しく語りかけてくれたので答えてしまいました。
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爻臨 - めっちゃ面白いですね！無理せず頑張ってください (2019年12月9日 23時) (
レス) id: 30bb40ed96 (このIDを非表示/違反報告)
凍樺 - ぁ、本当だ、直しておきますね！報告ありがとうございます！ (2019年7月27日 20時) (レス) id: 462f296d89 (このIDを非表示/違反報告)
ハッカ飴(プロフ) - 帝人の苗字がずっと竜ヶ崎になってます〜〜！ (2019年7月27日 2時) (レス) id: 45bd306559 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 面白かったです！これからも頑張って＾＾ (2019年7月16日 18時) (レス) id: 19c5a51d32 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 1票いれました！ (2019年6月29日 21時) (レス) id: 927adbf56b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凍樺 | 作成日時：2019年4月5日 12時
