13.縋る ページ14
『時に煉獄さん。なにか体に異変はございませんかね?
あと、なにか匂ったり…』
「うむ、実はだな。今にもAに飛びついてしまいそうな体を必死になって制御しているのだが、そろそろ限界が近くてな!!」
『………やっぱりね!!そんな気はしてましたけれど!?』
危険じゃないか!!どこもかしこも危険だわ!!とりあえず煉獄さんから離れてどこか安全なところに行かなければ!!
そう考えると足は自然と動いていて、とりあえずどこかに走りゆこうとする。
のだが、しかし。未だ手が繋がれているもので、逃げても逃げてもずっと一緒なのである。
『煉獄さん、手!!手を離しましょ!?ね!一旦冷静になって!!』
「そうしたいのは山々だが手が離れてくれないんだ!!」
『それは自分の意思がそうしているだけなのでは!?
というか最初からなんか変だと思ってましたよ!!普段から極力女性に気遣わしく簡単に触れたりしない貴方がなんの風の吹き回しか手を握って連れ出してきたんですから!!
貴方柔術の稽古中だって少し触れただけでも済まなかったって律儀に謝ってきてたでしょう!?
その時の心を取り戻せ煉獄杏寿郎!!男が廃るぞ!!』
「そうは言ってもだな!!」
『言い訳などいらぬわ!!』
そうやって喋りながらも私は走っているけれど、彼も無条件で着いてくるものだから意味が無い。
考えろ、何かない?
こんな状況を打開し、こんなことになってしまった原因を探るにはと、思考を巡らせ、あるひとつの答えに辿り着くと私はすぐさま方向転換。Uターンをして元来た道をたどりある一つの襖を勢いよく開ける。
『しのぶさんっ!!お助け願えないでしょうか!?』
「あら、Aさん………と、煉獄さんじゃありませんか。
手なんか繋いじゃって、お二人はそういったご関係でいらしたんですね。」
『断じて違います!!私の体、おかしいみたいなので少し見て貰えませんか!?』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
休みも休みで暇なもので、やることないと自然とこっちに来ちゃいますよね。
今日は無理のない程度に更新したいと思います。
コメントでのお気遣いの言葉、一つ一つ読ませてもらいました。とても嬉しいです。順調に回復しているので元気100倍アンパンマンになる日も近いと思います。笑
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かかす(プロフ) - 面白いです、作者様神.. (2020年3月2日 14時) (レス) id: cb1c312403 (このIDを非表示/違反報告)
メリ助(プロフ) - コメント失礼します!!この小説を読むのが楽しくて仕方ありません!!もっと更新頑張ってくださいっ!炭治郎が主人公のフェロモンにあてられる様を早く読みたくてそわそわしながら更新通知覗いてます…(〃ω〃) (2020年2月25日 4時) (レス) id: edf0a2913a (このIDを非表示/違反報告)
まりまる - かっ、神絵(白目) (2020年2月22日 3時) (レス) id: 47953253f0 (このIDを非表示/違反報告)
シュラス - え、あの絵のどこか汚いんですか?寧ろ神レベルじゃないですか。マジリスペクトしてますよ?もっと自信を持って下さい!( ´∀`) (2020年2月13日 1時) (レス) id: 7e1b00660a (このIDを非表示/違反報告)
Rinu - ○○しないと出れない部屋がいいです! (2020年2月10日 20時) (レス) id: 2e42f0c8e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水飴 | 作成日時:2020年1月24日 19時