14.誘われる ページ15
そんな一悶着ありつつも、タイミングがよかったのかまだ居たしのぶさんに状況をあれこれ説明すると、何故か非常に興味を持たれ、詳しい事は屋敷で調べましょうと蝶屋敷にお邪魔することになった。
『…で?どうして煉獄さんまで着いてきてるんでしょうかね?』
「何故だかさっぱりだな!!」
ワハハと笑って隣に座る煉獄さんは、自分の事だと言うのにそんなことを言っていて、こっちの方がさっぱりだわ、なんて心の中で思ってみる。
そもそもこんなにも広い客間だというのに隣に座る彼には危険さしかうかがえず、そっと人1人分ほど横にずれる。
こんなところに二人きりでいたんじゃ生きた心地もしないわ。
しのぶさんもしのぶさんよね。あれだけ順を追って詳しく言いたくないこと何度も吐いたって言うのに状況を知ってもなおわざに同室で待たすんだから。
改めてしのぶさんの恐ろしさを垣間見えた気がするってものよ。
そう、ただいま現在身体のあちこち調べてもらいの結果待ち状態である。かれこれ半時はこの状況で、どうもつまらないってなもんで備え付けの書物でも読んでいたのだが、専門知識的な用語ばかりをズラズラと並べただけの、常人にはとても面白いとは言えない書物だった。
それもそうか。子供じゃあるまいし、ましてやここは蝶屋敷なのだからそんな常人に面白味があると思えるようなお伽噺なんぞがあるとは思えまい。
別のところにはさすがにあるにはあると思うが…
にしてもいつまでこうしていればいいのだろうか。
さすがにこの書物をただ眺めておくだけなのもつまらなくなってきた。
体でも動かそうか。
なんて思ってずっと隣でソワソワと落ち着きなく過ごしていた煉獄さんの方へ振り向く。
『煉獄さん、柔術の稽古でも、致しましょうか?
とりあえずは邪な気持ちも少しは治まってきましたよね?』
「よもや!Aの方から誘って来るとは驚いた!!実は俺もそろそろ体を動かしたいと思っていたところだ!喜んで受けよう!!」
一番大事な質問には答えてくれてないけど、まぁ大丈夫そうだしいっか…
なんて呑気に思っていた私を、後に後悔することになるのは近い話…
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どうした事か、忙しいと言う割には新作を作ってしまいました。お許しください。
始まりは交通事故でした。【鬼滅の刃】【冨岡義勇】
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かかす(プロフ) - 面白いです、作者様神.. (2020年3月2日 14時) (レス) id: cb1c312403 (このIDを非表示/違反報告)
メリ助(プロフ) - コメント失礼します!!この小説を読むのが楽しくて仕方ありません!!もっと更新頑張ってくださいっ!炭治郎が主人公のフェロモンにあてられる様を早く読みたくてそわそわしながら更新通知覗いてます…(〃ω〃) (2020年2月25日 4時) (レス) id: edf0a2913a (このIDを非表示/違反報告)
まりまる - かっ、神絵(白目) (2020年2月22日 3時) (レス) id: 47953253f0 (このIDを非表示/違反報告)
シュラス - え、あの絵のどこか汚いんですか?寧ろ神レベルじゃないですか。マジリスペクトしてますよ?もっと自信を持って下さい!( ´∀`) (2020年2月13日 1時) (レス) id: 7e1b00660a (このIDを非表示/違反報告)
Rinu - ○○しないと出れない部屋がいいです! (2020年2月10日 20時) (レス) id: 2e42f0c8e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水飴 | 作成日時:2020年1月24日 19時