7話!!!NOside ページ11
此処は死の世界。
人類で『あの世』と呼ばれている世界だ。
周りはすべて暗闇に満ちていて、何一つ無い世界。
そんな世界に唯一光がさしていた。
そこは『あの世』の最深部であり、唯一『この世』と繋がっている場所だ。
そしてそこには一人の神様が住んでいた。
「あ〜暇じゃのう・・・・・・・」
声や見た目だけでは11歳の少女にしか見えない。だが彼女には人間とは異なることがいくつかあった。
人間にしては恐ろしいほど整った顔
鼻あたりから伸びている猫のようなひげ
膝辺りまで伸びている狐色の髪
―――――――そして一番違うのは、3本の狐の尻尾が生えている事だった―――――――
そんな狐の神、――――稲荷神の瞳にはとある映像が映っていた。
稲荷神「ん〜(人1)と(人2)と言うのか・・・・・しかし、あまりにも不幸な事故じゃのう・・・・・・・・・・・・・それに(人1)があの時瞬時にかばった黒猫・・・・・無意識だとはいえ、あやつはわしの友人である神を救ったのじゃし・・」
(人1)と呼ばれた少女はあの瞬間無意識に黒猫をかばっていた。そして、その黒猫こそが稲荷神の友人である神様だったのだ。
稲荷神はその事を恩に思い、どうしようか考えていたのだった。
稲荷神「それに2人とも何も悪事を働いておらん・・・・本来この死も運命の中には無かった・・・・・まさかあやつが運命をゆがめてしまうとは思わながったがな・・・・」
そう考えていると従者が入ってきた。
従者「失礼します稲荷神様。間もなくお2人が到着しますが、どうすればいいでしょうか?」
稲荷神「ありがとう。誘導はしなくても良い。自然に来るようにわしがしとく。」
従者「了解」
稲荷神「・・・はて・・どうした事か・・・・・そうじゃ!!いいことを思いついたぞ!!」
これなら喜んでくれる。
そう彼女には自信があった。あとは2人を待つのみだ。
そう思いながら稲荷神は2人がここにたどり着くのを待つのだった――――――――――――――
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幽奈(プロフ) - これからが楽しみです。更新を頑張ってください((((*゜▽゜*)))) (2016年1月16日 8時) (レス) id: e9be575dfa (このIDを非表示/違反報告)
エナ@桜猫 - 此処にコメントをお願いします!! (2014年9月9日 19時) (レス) id: bc16cafb13 (このIDを非表示/違反報告)
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