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チクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタク


渋々布団に入ったのはいいけど…空却くんや…いつまでそこにおるんじゃ?
先程からずっと椅子に腰掛けてうとうとしている。


「…あの…もう大丈夫なので…自室に戻られてはいかがでしょう?」


「ん…分かった」


おっ!今日は聞き分けがいいな!空却くんに見られてると気まずくて眠れないから…ちょうどいi…!?


「えっ…あの…ちょ…ちょっと、な、なな、何を?」


急に布団をめくられて、そこから空却くんがゴソゴソと入り込んできた。


「ん…ちょっと寝る…」


は…?えっ…なにこれ…前から抱きつかれてるから何も見えないし…空却くんの熱を至近距離で感じてしまう…。


心臓に悪い…空却くんの胸に額を押し付ける、するとトクトクと少し早い心臓の音がした…。


「うぅ…昨日の…冗談であってくれなきゃ…死んじゃいそうだよ…」


無意識にそう呟いて、自分も眠ってしまおうとした。


「…冗談じゃにゃーわ…アホ…」


「えっ…/////聞こえてたの…?」


もう寝てしまっていると思っていたが、聞かれてしまっていたらしく…不機嫌な声で否定された。


「聞こえとるわ…本気で好きだで…」


「…んッ」


今の状況もあって拒むことができないまま、空却くんに唇を奪われる…。


「…ッダメだよ…風邪がうつっちゃう…」


せめてもの抵抗をしてみせるが、やめてくれない…。


「…んッ…ひゃッッッ!」


抵抗できないままされるがままになっていると、突然口内に空却の舌がぬるりと侵入してきた。


「んッ…やぁ…やめッ…んぅ」


体の奥が痺れるような感覚に戸惑いながらジタバタと手足を動かし逃げ出そうとするが空却くんはグッと掴まえて離さない…。



部屋には2人の唇がから奏でられる水音が響く。
固定されたまま、しばらくの空却くんはAの唇を何度も貪り、噛み、舐めとった。



舌を絡められ、上に下に交わり息をするのも難しく、ハァハァと短い呼吸を繰り返す。


苦しい…怖い

「!!!?ッおい…」


「…うぅ…( ´•̥ω•̥` )」


気づけば目尻からぽろぽろと涙が流れ落ちていた。

■→←■


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設定タグ:ヒプノシスマイク , 波羅夷空却 , 夢小説   
作品ジャンル:泣ける話
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はな - 顔文字使うの可愛い((( (2019年11月15日 10時) (レス) id: eeed6a3d7b (このIDを非表示/違反報告)
呉羽 - え、凄い面白い!!頑張ってください! (2019年10月13日 21時) (レス) id: fe45e00a90 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うぽつ | 作成日時:2019年10月3日 21時

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