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「誰だって、挫けることなんてありますよ!あぁ、アイツには強さで勝てねぇなって俺って弱いなって、周りを見て自分に絶望して


そんなの生き物みんなそうじゃないっすかね?」




笑って話すイチミさんは、とても清々しくて




「Aさんは、失敗作だなんて言いますけど、赫子を2個出せる時点でもう最強っすよ!


なんてゆーか……その」




頭をガシガシしながら、イチミさんは言う。




「自分のペースで、走ればいいんすよ」



まぁ俺なんかが言えたことじゃないっすけど…って付け加えるように言った。


『……イチミさん…ありがとうございます。私変に、強がってましたね……

絶対ここから出ましょう!そして、カネキさんを助けましょう!』




「その勢いっすよ!」





腹部の傷もだんだん癒えてきて、歩けるまでに回復した。



「とりあえず上っすね」



嘉納先生が使っていた場所だ。
いつどこで、なにに襲われるか分からない。



「やっぱ上は、CCGばっかっすね」



何かを感じたのか、下がってきたイチミさん


『ルートは、他にもあります。行きましょう』


そうして、他のルートの道に進んだが…何せ迷路みたいに繋がっている。

もう既に迷った。



『あれ……ここさっき来ました?』



「あー、これ完璧ハメられましたね」



私たちの記憶もそろそろ限界で、どこを通ってきたのかもうさっぱりグチャグチャになってしまった。





コツコツッカコンッ



『……ん?』


「どうしたんすかー?」



もう一度道を歩く


コツコツッカコンッ


『やっぱり!!』


耳を済ますと、微かに聞こえる風の通る音。
手で叩くと、空洞がある音。



『イチミさん、ここ繋がってます!』



「でもどうやっていくんすか?これ鉄っすよ」



私は一歩下がり、イチミさんも察したのか下がってくれた。



ズバババババッ



羽赫の氷柱を勢いよく出すと、穴が空いた。



『ほら!やっぱり!!風も通ってるので、出口です!』




「な、なんかすげぇっすね、色々……」




下に降りた。



『カネキさん!!』




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設定タグ:東京喰種 , カネキ , 半喰種   
作品ジャンル:アニメ
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ゆっくり - 面白いです! (2017年10月29日 18時) (レス) id: a4d20385ec (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください! (2017年10月3日 22時) (レス) id: 829d8127bd (このIDを非表示/違反報告)
なんず(プロフ) - 伊吹クララさん» コメントありがとうございます!!頑張ります!!!! (2017年8月26日 10時) (レス) id: 8b6874782c (このIDを非表示/違反報告)
伊吹クララ - 面白いです!頑張ってください! (2017年8月25日 21時) (レス) id: 1b8fd0b149 (このIDを非表示/違反報告)
なんず(プロフ) - 闇月さん» 応援ありがとうございます!!頑張ります! (2017年8月22日 14時) (レス) id: 8b6874782c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なんず | 作成日時:2017年8月20日 14時

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